...宇治紫文(うぢしぶん)...
芥川龍之介 「孤独地獄」
...後に別派を立てて宇治紫文と更(あらた)め...
森鴎外 「細木香以」
...三年に竜池の友諸持が都派を脱して宇治紫文と称した...
森鴎外 「細木香以」
...二世紫文となった人である...
森鴎外 「細木香以」
...諸持は即ち初代宇治紫文である...
森鴎外 「細木香以」
...維新後間もなくの話だが、条野採菊(当時山々亭有人)、谷村要助(茶道家、後の南新二)両人が上野山下の道具屋へ寄っていると、表を画師の芳幾と一中節の宇治紫文とが通ったので「今ごろ画工や一中節などどうして食っているだろう」と両人で噂したが、後に芳幾に逢うと「あの時、紫文と二人で、今ごろ戯作者や茶坊主はどうして食っているだろう」と話し合ったと...
山本笑月 「明治世相百話」
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