...暗中に模索する自己を訛傳する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...併し單獨の思索を僅か十日内外さへ續ける力のないものが讀書を輕蔑するなどは生意氣である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...鞭索(べんさく)の苦行(くぎやう)に身を鍛(きた)へた楡(にれ)の木よ...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...独(ひと)りみずから愛の神の捜索に従わざるを得なかった...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...多年の観察と思索とから...
大杉栄 「生の拡充」
...構わず執筆を続けるなり思索に耽るなりするであろう...
谷崎潤一郎 「客ぎらい」
...・朝の水音のかな/\・はるかにかな/\の山の明けたいろ・岩ばしる水をわたれば観世音立たせたまふ・住めば住まれる掘立小屋も唐黍のうれてゐる・ひよつこり家が花がある峠まがれば大嶺炭坑索道・炭車が空を山のみどりからみどりへ萩に萩さき山蟻のゆきき・坑口(マブ)から出てきてつまぐりの咲いてゐる家・かるかや...
種田山頭火 「行乞記」
...至る所を探索していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その鉄索がゴトゴトとして瞬く間に水を艦内に吸い上げてしまったことに仰天して...
中里介山 「大菩薩峠」
...歴史とは年代記のくわしきものにて万国古今の有様を詮索する書物なり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...今少しよく詮索せねば分りません...
牧野富太郎 「植物記」
...その間の、搜索の件は、實は僕自身あまり興味が無いので、ザッとしか書きません...
三好十郎 「肌の匂い」
...人々はこの戦勝の後にここかしこをくまなく捜索したが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...数日にわたって海も捜索された...
山本周五郎 「青べか物語」
...「県先生に対する幕府の探索は...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...この意識の休止所を模索する手先にひっかかって来た場所として...
横光利一 「北京と巴里(覚書)」
...男共は索具の整理などをした...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...あえて詮索(せんさく)するまでにも及ばない...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索