...6.素直な馬には拍車をかけてはならない...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...不断はまことに素直な市井人(しせいじん)として...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...ただ讀者の素直な心情を待つばかりであります...
太宰治 「『富嶽百景』序」
...性質の素直な人らしく...
太宰治 「リイズ」
...彼はどうしても素直な子供のように心持の好い返事を彼女に与える事が出来なかった...
夏目漱石 「道草」
...素直な返事をしたのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...眼鼻立ちの素直なだけ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それは何と云つても素直な優しい愛だ...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...親切な友――素直な...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...素直な態度に次第に感情的に惑わかされて行くものを感じた...
牧野信一 「露路の友」
...」「貴方はもっと素直な花嫁になって下さい...
松永延造 「職工と微笑」
...私たちの生活から素直な情熱が失われているということ...
宮本百合子 「女の歴史」
...無邪気な素直な子であったので...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...それは自然が欲している一番素直な正当な状態であるからと答えてよいでありましょう...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...謙(へりくだ)る心、素直な心、受容(うけい)れる心、それはむしろ無学な者、貧しき者によけい恵まれている徳ではないでしょうか...
柳宗悦 「益子の絵土瓶」
...平たくいへば、信徒の親代々、家代々の淨財による支持、素直なる尊敬、それであつた...
吉川英治 「折々の記」
...お館(義元をいう)に向っての素直な御忠節も...
吉川英治 「新書太閤記」
...素直なむすめのやや恟々(おどおど)している眸を見ると...
吉川英治 「源頼朝」
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