...クララを姉とも親とも慕う無邪気な、素直な、天使のように浄(きよ)らかなアグネス...
有島武郎 「クララの出家」
...お前は小さい時から素直な子だったが...
有島武郎 「星座」
...6.素直な馬には拍車をかけてはならない...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...不断はまことに素直な市井人(しせいじん)として...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...兄ほど優しい、親に素直な人を、見たことがありません...
橘外男 「仁王門」
...彼も素直な感情で子供に対することができなくなり...
徳田秋声 「縮図」
...――これではいくら素直な少年であっても...
永井隆 「この子を残して」
...第一に素直な点である...
中原中也 「感想」
...そのくせ佛樣見たいな素直な心持で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そのくせ仏様みたいな素直な心持で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...暇で/\仕樣がなかつたんだ」平次は相手の素直な氣持を斯(か)う受けるのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...姉の前でだけはいつも素直な気持になれるのであつた...
原民喜 「魔のひととき」
...こんな素直な娘でも...
久生十蘭 「キャラコさん」
...さういふ自分には最も素直なものであつた...
堀辰雄 「小説のことなど」
...その精神は子供らしいくらゐ素直な若さが漂うてゐる...
室生犀星 「俳句は老人文学ではない」
...素直な安らかな気持でいられる場合はないのです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...玄徳は素直な質(たち)なので...
吉川英治 「三国志」
...こんな素直な自分があったのかしら?)と...
吉川英治 「親鸞」
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