...医師が彼に答えたのはかなり素気なかった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...大佐の態度は僕には少々素気(そっけ)なさすぎた...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「白銀の失踪」
...やはり同様な素気なさであったようだ...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...次第に素気なくなっていった...
豊島与志雄 「黒点」
...来た手紙も素気(そっけ)ないものであって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...先生が私に示した時々の素気(そっけ)ない挨拶(あいさつ)や冷淡に見える動作は...
夏目漱石 「こころ」
...いかにも冷たく素気(そっけ)なく...
野村胡堂 「楽聖物語」
...素気(そっけ)なく追い返しもなりません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そんなに素気なくなさらなくともいいと思うわ...
久生十蘭 「魔都」
...しきりに素気(そっけ)なくし出したので...
火野葦平 「糞尿譚」
...「お人違ひぢやございません?」美奈子は素気なく答へて歩き出しさうになつたので...
牧野信一 「階段」
...普段机に向つてゐる時と同じやうに素気ない表情をしてゐるので...
牧野信一 「冬の風鈴」
...ぷりぷりした調子で素気なく答えた...
宮本百合子 「田舎風なヒューモレスク」
...素気(そっけ)なく突き離される身の上になっていることを...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...素気なく席を立ち上がり...
吉川英治 「剣難女難」
...弟へのそんな表面の素気(そっけ)なさにひきかえて...
吉川英治 「私本太平記」
...素気(すげ)ないご返事を一度下されただけでした」「素気ないのではございますまい...
吉川英治 「源頼朝」
...セルゲイは素気ない調子で応じて...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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