...素朴な熱情の故に...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...そうしてまたカントの素朴な目的論的の見方を避けた...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...唆る様な素朴な烈しい恋の歌と...
石川啄木 「鳥影」
...しかし素朴な彼等は素朴にその憂患に堪えてゆくだろう...
大鹿卓 「金山※[#「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28]話」
...たいへん素朴な形式で...
太宰治 「川端康成へ」
...恥しがりな素朴な心は...
萩原朔太郎 「追憶」
...男も女もけじめのつかない素朴な姿になり...
林芙美子 「瀑布」
...みな善良素朴な人間ばかりで...
久生十蘭 「青髯二百八十三人の妻」
...素朴な一本気の故に彼女は意外なところで脆く敗れてしまひさうな危なさが私には感ぜられてならない...
北條民雄 「青春の天刑病者達」
...それが全く素朴なものであるにしても...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...こういう文学の雰囲気の中に素朴な姿であらわれた「貧しき人々の群」は...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第一巻)」
...文化の素朴な伝統の中から...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...たかだか素朴な社会主義思想――それにお父さんから注ぎ込まれた民族主義――そうです...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...深い信仰からではなく単純素朴な信心によってでも神様を信じているならば(いや...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...素朴な屋造りだった...
矢田津世子 「茶粥の記」
...あんな素朴な態度をとる気遣いはないから...
柳田国男 「故郷七十年」
...素朴な生活に親しんでいたらしいのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...とすると、この迷へる無數な、素朴な、そしていぢらしい程、無知な良心は、どこへその善性を向けたらいゝのか...
吉川英治 「折々の記」
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