...「氏素姓」は熟語ではありません...
...徳川家康の真実の素姓を突留めんとした書物でありまして...
中里介山 「大菩薩峠」
...謀反人の娘という自分の素姓は言いませんでしたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あっしの素姓を知らせたくはありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その代りあっしの素姓は明るみに曝(さら)されて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「相すみません」相手の素姓も判りませんが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...自分の素姓が解りそうになって逃げ出したんだ」「素姓?」「どうかしたら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...かう相手の素姓が分らないと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お玉が自分の素姓が判るかも知れないと言つたのは何時のことだ」「一と月ほど前のことでした――尤も何んか變つたことがあつた樣子で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの女の惡い素姓をすつかり洗ひ出しましたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お前達二人の素姓(すじやう)だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「ぼくの素姓(すじょう)をあかしましょう...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...まして氏も素姓も知れぬものを……」こう云いながら...
山本周五郎 「初蕾」
...玄徳様のご素姓と...
吉川英治 「三国志」
...ここへ通せ」「お会いなされますか」「ウむ」「素姓も告げぬ異(い)な女...
吉川英治 「私本太平記」
...――しかし素姓(すじょう)をきいてみると...
吉川英治 「新・水滸伝」
...氏素姓もよくわからず...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...自分の素姓(すじょう)や...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...――で、折もあらば、彼の素姓を問い、その棒術についても深く糺(ただ)してみたいと先刻(さっき)から考えていたが、武道のことと思うと、不(ぶ)しつけに訊きかねて、つい折もなく歩きつづけていると、「旅の者、そこに待っていろ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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