...いわゆる「素っ裸」で...
犬田卯 「米」
...藪蚊は素っ裸の腕に突当たって烏臼木の下に飛び行き...
魯迅 井上紅梅訳 「風波」
...4里芋は着物を剥がれて、素っ裸のまま、台所の片隅に顫えている時よりも、親芋と一緒に土から掘り出されるおりの方が、ずっとおどけていて、趣きがあるようだ...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...素っ裸の濡れ身のままで柳の枝でぶらんこをしたり...
薄田泣菫 「初蛙」
...素っ裸の上に寝巻をひっかけていると...
高見順 「いやな感じ」
...パンツ一つない素っ裸で寝ることも...
豊島与志雄 「男ぎらい」
...流し場に素っ裸で...
豊島与志雄 「花ふぶき」
...素っ裸にされた時...
直木三十五 「死までを語る」
...雪の中へ私を素っ裸にして投げこんだ母だったが……私が山東省で共産軍と戦っていたころ...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...何だってそんな無分別な事をするんだ」平次は素っ裸のままで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...素っ裸で抛り出されるか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...友達を素っ裸にして...
葉山嘉樹 「淫賣婦」
...素っ裸にされて怒濤の中に追い込まれた...
久生十蘭 「ノア」
...尻をおさえながら我慢して稼ぎ漸く痔瘻と梅毒の手術代を儲けて医学博士の病院へ入院さ何のことはない魚の料理ガラスの手術台へ素っ裸にして乗せられ手も脚も縛って目隠しを当てメス...
細井和喜蔵 「泥沼呪文」
...私はそこで素っ裸かになる...
堀辰雄 「麦藁帽子」
...素っ裸の子供は見るからに身体を硬直させて医師の前に立った...
本庄陸男 「白い壁」
...素っ裸で棒切れをもってそこら中をとびまわっている...
柳田国男 「故郷七十年」
...俺だってこの二重マントの下は褌(ふんどし)一つの素っ裸体なんだぞ...
夢野久作 「超人鬚野博士」
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