...』そんな素直(すなお)な考(かんが)えも心(こころ)のどこかに囁(ささや)かないでもなかったのですが...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...唆る樣な素朴な烈しい戀の歌と...
石川啄木 「鳥影」
...その行先が有名な素人探偵の宿であることも...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...それにはその多くの要素がどう綜合せられてその状態を形成しているかを観察することが伴うのであろう...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...故に民族の搖籃時代から其の素質が朝鮮人よりかも優秀であつたと云ふことが認め得られる...
内藤湖南 「日本文化とは何ぞや(其一)」
...生涯音楽に対する情熱を持ち続ける素地(したじ)を作ることが出来たのである...
野村胡堂 「楽聖物語」
...素知らぬ顔をしてまた続けます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...言(い)はぬ素性(すぜう)の聞(き)きたきは無理(むり)か...
樋口一葉 「經つくゑ」
...ある素朴(プリミチフ)な方法によって保たれていた...
久生十蘭 「金狼」
...アラスカ――味の素ビルの方は御無沙汰...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...これはもう素晴らしい小説だ...
堀辰雄 「ヴェランダにて」
...こんな素晴らしい馬は今まで見たことがないし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...これは炭素棒を応用した灯火で適度に光度が調節出来て凡そ二百燭光までの灰白光を放つて夜間採集には甚だ便利らしいが...
牧野信一 「魚籃坂にて」
...どうして素直にうけいれないのかと...
宮本百合子 「河上氏に答える」
...「素性の知れないものの乳を遣るのは...
室生犀星 「童子」
...拙(つた)なき器具や粗(あら)き素材...
柳宗悦 「民藝四十年」
...一本足の素跣足(すはだし)のまま...
夢野久作 「一足お先に」
...素人には危いので...
夢野久作 「眼を開く」
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