...その事件は紛乱した情報で報道されていた...
...彼女との喧嘩で心が紛乱している...
...会議の議題が紛乱したため、時間がかかってしまった...
...彼の言葉の意味が紛乱しているので、もう一度確認する必要がある...
...試験当日は何かと紛乱しがちなので、前日までに準備しておく...
...古い香木のもえる煙のやうにたちのぼるこの紛乱(ふんらん)した人間の隠遁性と何物をも恐れない暴逆な復讐心とが...
大手拓次 「藍色の蟇」
...近代的特色を帯びている道徳上社会上政治上の紛乱が...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...実行と行動との紛乱に悩んでいた...
豊島与志雄 「神話と青春との復活」
...戯曲家ならたいてい何かの紛乱を期待するかも知れない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...紛乱(ふんらん)として舞い上る枯葉の中に立った竜之助は...
中里介山 「大菩薩峠」
...どだい、山そのものが、その生成上の性質として、古い迸発岩に新火山岩が割り込み、接触炸裂したためであろうか、それに断層や水蝕、氷蝕まで烈しく働いて、なんとなく錯落紛糾の相を呈し、力の均斉が安泰を欠き、八分に破れて僅か二分につながっている風な、重心の落ち方が多岐で、支点が宙に迷っている形の、一種動揺、紛乱を暗示する、騒々しさの感じを持っているようだ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...問題はまた困難に紛乱してくる...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...意味の紛乱した謎語(めいご)によって...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...ああ何が語られたと云うのか? 私は未だ何も語らない気がするではないか! 唯錯倒と紛乱とが叫ばれたに過ぎない――そして此の錯倒と紛乱の中心をなすものは「私が彼の女を殺した...
松永延造 「職工と微笑」
...オウタハイトと同じ封建制度と封建的紛乱が...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...その紛乱の動機がある点において...
柳田国男 「家の話」
...武州(ぶしゅう)小河内のものには紛乱(ふんらん)があり...
柳田国男 「海上の道」
...今日の苦笑すべき紛乱は...
柳田国男 「木綿以前の事」
...年二十で、初めて洛陽の北都尉に任じられてから、数年のうちにその才幹は認められ、朝廷の少壮武官に列して、禁中紛乱、時局多事の中を、よく失脚もせず、いよいよその地歩を占(し)めて、新旧勢力の大官中に伍し、いつのまにか若年ながら錚々(そうそう)たる朝臣の一員となっているところ、早くも凡物でない圭角(けいかく)は現れていた...
吉川英治 「三国志」
...紛乱昏迷(ふんらんこんめい)の実情です...
吉川英治 「三国志」
...たちまち内争紛乱を醸(かも)し...
吉川英治 「三国志」
...しかもこの驚愕(きょうがく)と紛乱(ふんらん)の間に...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...そういう紛乱(ふんらん)の巷(ちまた)のことを...
吉川英治 「親鸞」
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