...書道の授業で紙筆を使って字を練習しました...
...図書館で紙筆とインクを借りて手紙を書きました...
...古い日記や手紙を読むと、紙筆の感触が伝わってきます...
...彼女は今でも手紙を書くのが好きで、毎回紙筆を使っています...
...母親は私たちのために手作りの紙筆を作ってくれました...
...我には紙筆を與へて畫の稽古せよと勸め...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...その内から下宿料や紙筆油などの雜用の拂ひを濟まし...
石川啄木 「鳥影」
...財(ざい)を費(つひやし)力(ちから)を尽(つく)す事紙筆(しひつ)に記(しる)しがたし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...酒を瀝(そそ)いで祝してくれ」家内の者は大異の言う通り紙筆を棺の中へ入れたところで...
田中貢太郎 「太虚司法伝」
...それでは供をさせよう」吏員の一人は紙筆を操(と)っての前へ置いた...
田中貢太郎 「令狐生冥夢録」
...行政事務の改良を謀りたるものは亦大隈伯に非ずや伯は曾て紙筆を執りたることなく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...ロクでもないことには多分に紙筆を費しているくせに...
中里介山 「大菩薩峠」
...空(むな)しく紙筆のつひへに終らば...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...各紙筆を揃えてじゃんじゃん書き立てたから...
牧逸馬 「土から手が」
...紙筆を取り上げて...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...命じて紙筆を取らしめ...
南方熊楠 「失うた帳面を記憶力で書き復した人」
...すなわち酒屋で紙筆を借り...
南方熊楠 「十二支考」
...春木座の横町で店には紙筆文房具を商っていた角家の二階...
山本笑月 「明治世相百話」
...食後に紙筆が運ばれたが...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...紙筆を貸したまえ...
吉川英治 「三国志」
...孔明は紙筆をとって...
吉川英治 「三国志」
...蜀を得たあかつきには、荊州をお返しするであろう」孔明は、紙筆を取寄せて、玄徳にそれを進め促した...
吉川英治 「三国志」
...二馬謖は「はい」と頷(うなず)いたが、あたりの人をはばかってまた、「口では申されません」と、紙筆を持ち、何か書いて、孔明にそっと見せた...
吉川英治 「三国志」
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