...出版した書肆が破産したり大震災のために紙型が焼けたりしたことも...
津田左右吉 「学究生活五十年」
...同書店版の私の著書一切及び諸処に預けてあった紙型の大部分が焼けました...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...紙型を澤山とるやうになつたために...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...紙型は雁皮紙を數枚あはせれば凹凸が鮮明になることや...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...紙型(ステロ)術のなかつた當時では...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...尤(もっと)もこの紙型鉛版屋もその時...
中里介山 「生前身後の事」
...とにかくそういうようなわけで紙型屋を失望せしめる能率であるから遂に紙型なしで一冊をやり上げてしまって...
中里介山 「生前身後の事」
...その紙型のままで縮刷本が出来ることになった...
中里介山 「生前身後の事」
...この大菩薩峠の紙型だけが焼けないで残されたのは殆んど浅草の観音様が焼け残ったと同じような奇蹟的の恵みであったのだ...
中里介山 「生前身後の事」
...骸骨の紙型を貼り付けた黒い巾(きれ)を脱いで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
......
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...それをば紙型に移して...
宮地嘉六 「老残」
...妹娘が兄のかくしておいたハタを紙型用にもち出して同級生に...
宮本百合子 「稚いが地味でよい」
...幸な事にはまだ紙型が築地の活版所から受け取って無かったので...
森鴎外 「訳本ファウストについて」
...これも紙型は象嵌で直し...
森鴎外 「訳本ファウストについて」
...第二部の紙型象嵌はまだ出来ない...
森鴎外 「訳本ファウストについて」
...同君の手により他の何とかいふ本屋の手にその紙型は渡つて今でも其處から出版されてゐるさうである...
若山牧水 「樹木とその葉」
...紙型は他へ轉賣せられてしまつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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