...中世のヤソ教純良にして...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...至極お心よしの純良な性質であった...
寺田寅彦 「解かれた象」
...この法で得た銅は非常に純良である事は勿論である...
寺田寅彦 「話の種」
...純良な砂糖に少量の水を加えて鍋(なべ)の中で溶かしてどろどろした液体とする...
寺田寅彦 「備忘録」
...国民の大多数はやはり純良種の日本人であって米の飯とたくあんを食い...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...彼は他のあらゆる利益をうち捨ててルイザの純良な気質を選んだのだとも...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...父親のクレメンス・アウグストは純良高潔の士で...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...兵馬は純良な少年である――まだ世の塵(ちり)にけがれない真白い頭へうつった優しい人の影は...
中里介山 「大菩薩峠」
...人間が純良であるだけに...
中里介山 「大菩薩峠」
...よほど純良にできている...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...性格の純良さが沁み出して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...民衆は一のいじらしく、純良なる、しかしながら憐(あわ)れむべき貧民の子供である...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...純良の君子たらしめんとの目的なるべし...
福沢諭吉 「読倫理教科書」
...帝国ホテルはまだ純良バタなり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...一々試験して果して牛乳の純良なるや...
村井弦斎 「食道楽」
...一意牛乳の純良なるを期すれば...
村井弦斎 「食道楽」
...マホメット教徒の間できわめて信心堅く風俗純良であると認められている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ある純良なるアイヌメノコがみずから和訳した動物説話のごときも...
柳田国男 「雪国の春」
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