...その砂糖を純粋なクエン酸とともに...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...婆やと定子……こんな純粋な愛情の中に取り囲まれて...
有島武郎 「或る女」
...比較的に純粋な状態で供給している...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...純粋な線条の踊りは一般観客にはさっぱり評価されないようである一方でレヴューのほうは大衆の喝采(かっさい)を博するのが通例であるらしい...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...私は猫(ねこ)に対して感ずるような純粋なあたたかい愛情を人間に対していだく事のできないのを残念に思う...
寺田寅彦 「子猫」
...最も純粋なゲルマン民族ドイツ人の...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...故に純粋自然科学はただ純粋なる物体論...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...之は論理乃至哲学に於ける形式主義の最も純粋なもので...
戸坂潤 「思想としての文学」
...これは純粋なる歴史的研究とは云えないかも知れません...
夏目漱石 「創作家の態度」
...「姉妹の心は一個の純粋なダイヤモンドだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...落合の邸は日本でただ一つの純粋なアングロ・ロマネスクの建築で...
久生十蘭 「ハムレット」
...複雑なアジア的生産様式の純粋な型をしめしている...
槇村浩 「華厳経と法華経」
...かの唯一の純粋なかんぺきを会得(えとく)するように思った...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...しかし純粋な憤懣で焼かれるしか心の表現の方法を知らなかった...
宮本百合子 「解説(『風知草』)」
...純粋なしたしみと...
山本周五郎 「季節のない街」
...純粋な学術研究の目的でなさるのですか...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...そのどちらでもない純粋な化合物となって...
横光利一 「夜の靴」
...純粋な江州産の銘酒(めいしゅ)ですよ...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??