...純理論的に考えると、その問題の解決策はない...
...彼女は純理論的なアプローチを好む...
...考古学の研究には純理論的な手法が必要だ...
...経済学の教授は純理論的な観点から市場を分析した...
...彼の提案は純理論的ではあったが、実践的な側面が欠けていた...
...特に純理論的の諸問題に対してそうであった...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...純理念としては知の問題は知の問題として終始すべきであつて...
伊丹万作 「戦争責任者の問題」
...有機的生活体としての人間の行動を純理的に分析することはまず不可能といつてよい...
伊丹万作 「戦争責任者の問題」
...その展覧会は断然無鑑査撤廃で行くのが純理でいやしくも展覧会に拠って作品を公表する以上無鑑査制のごときは...
辰野隆 「芸術統制是非」
...単なる純理論の実行に過ぎないのだが――には...
谷譲次 「踊る地平線」
...純理論的解法である...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...あるいはその音楽を純理知的に受け入れるほどに音楽的の天賦を有するのでなければ...
寺田寅彦 「丸善と三越」
...J・シュンペーターなどの「純理経済学」は全く実証主義の範疇体系が具体化されたものの上に立っている...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...例えばそこには純理派の「是々非々主義」――之は非を是とし是を非とすることの告白に外ならないが――がある)...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...純理的にはおかしい...
豊島与志雄 「作家的思想」
...宗教上の純理主義であった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...如何に純理論的といっても...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...しかし、中には、純理論的に、あくまで、殉死否定をいう人もないではなかった...
野村胡堂 「胡堂百話」
...この二つの異なる風習に於て我々は何れの長所を選ぶだらうか? 純理的に観察すれば...
萩原朔太郎 「家庭の痛恨」
...純理的のものを考えることができなかった...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...アリストテレスの観念は純理的の意味であって...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...純理論的觀點よりみれば...
波多野精一 「時と永遠」
...判斷といふのは價値判斷によつて初めて眞僞が判定されるところの純理論的な表象結合である...
三木清 「認識論」
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