...純然たる日本の生活の真中にいるのである...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...故に幸福を要求する恋愛は国家の安寧秩序を破壊する純然たる叛逆である...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...純然たる自由主義の宗旨なり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...純然たる金銭的な性質の思惑をやっているのでなかったら...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...さればこれらの必要はたちまちわが邦人の資格を一変して純然たる商人・貿易者・職工・資本家・事業者となすべし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...帝国大学官制に対する純然たる違法であり...
戸坂潤 「社会時評」
...純然たる研究の場合だけではない...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...本当に純然たる客観性や中立性・普遍的通用や関心・というのはどういうことか...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...「純然たる法王集権論(ウルトラモンタンストオ)ですよ!」と...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...此に於て国民協会は純然たる山県内閣の与党と為ると共に...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...純然たる政党内閣を建設せよ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...いまだ純然たる色摺板物(いろずりはんもの)の名称を下(くだ)し得べきものにては非(あら)ざりき...
永井荷風 「江戸芸術論」
...純然たる天然居士の再来だ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...純然たる空想の所産だと知られていても...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...発生のそも/\のはじめから今日に至るまで唯一の目的しかもつてゐないとするのは却つて純然たる独断であつて...
平林初之輔 「文学の本質について(一)」
...その時までも私の純然たる作家生活が幾年か続いてゐましたが...
牧野信一 「西部劇通信」
...いわゆる一子相伝で純然たる仲間のもののみに伝え伝えて数百年を経過したものもあった...
柳田国男 「家の話」
...一力まで侵入したのだから純然たる玄人の廻り方だと主張した...
横光利一 「旅愁」
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