...純然たる事実を述べる...
...彼の言動は純然たる嘘だった...
...彼女の美しさは純然たる自然の力だ...
...純然たる無邪気さに僕は心を奪われた...
...彼の独創的な発想は純然たる才能の賜物だ...
...なお将来の宗教如何を考察するときには純然たる普遍的世界的の理想教または倫理教が興ってこなければならぬ...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...科学を理解する者の頭から純然とひねりだされた科学小説もなく...
海野十三 「『地球盗難』の作者の言葉」
...右(みぎ)の如(ごと)く純然(じゆんぜん)たる古代(こだい)の葬坑(さうかう)で...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...純然たる解釈学にまで行かなくてはいけない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...此に於て國民協會は純然たる山縣内閣の與黨と爲ると共に...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...純然たる文学となった今日...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...純然たる頑固物と認め...
福沢諭吉 「帝室論」
...即ち純然たる政黨にして...
福沢諭吉 「帝室論」
...純然たる独立創見は滅多にないものである...
穂積陳重 「法窓夜話」
...なお純然たるストア学者であって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...純然たる人間的武器をもって勝手に我々の宗教を攻撃させておけば彼らはひどく威勢がいいが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...今ではそれがもう純然たる個人祈願になってしまっているのである...
柳田国男 「母の手毬歌」
...純然たる変態性慾ばかりになって行く過程が遺憾なく窺われるのだ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...まだ純然たる書生型(タイプ)で...
夢野久作 「復讐」
...Q城の軍兵は純然たる王朝時代の残党から成つてゐた...
横光利一 「静かなる羅列」
...それらが暗示する全体のスケールは純然たる巨人族のそれで...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...純然たる蒸し風呂である...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...天平時代の守護神のように純然たる仏の「守護神」となっておらず...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
ランダム例文:
頭の先から足の先まで 虫の知らせ イロハのイ
便利!手書き漢字入力検索