...純然たる事実を述べる...
...彼の言動は純然たる嘘だった...
...彼女の美しさは純然たる自然の力だ...
...純然たる無邪気さに僕は心を奪われた...
...彼の独創的な発想は純然たる才能の賜物だ...
...從つて右の諸提案そのものも純然たる空想的意義をもつてゐた...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...しかもあれだけ純然たる絵画の形式に纏め上げるだけの意力が...
大阪圭吉 「闖入者」
...とうていかれらのごとき純然たる団体生活を営むには適しない...
丘浅次郎 「動物の私有財産」
...未ダ「エスキモー」ヲ以テ純然タル「コロボックル」ノ後裔トハ斷定スベラズ...
坪井正五郎 「石器時代總論要領」
...かつ商業のごときも決して純然たる商業行なわるるあたわざるなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...満州帝国の辺境を侵すものは純然たる支那兵とは限らない...
戸坂潤 「社会時評」
...純然たる君主的立憲制の日本の國性に適合するを確信し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...之れを名くるに一種の聯立内閣たるを以てすされど現内閣をして純然たる大隈内閣たらしむると否とは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...純然たる政府党には非ず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...今日仮りに純然たる政党内閣を組織し見よ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼れは純然たる無宗教的冷頭を有するを異なりとするのみ是れ彼れが自由党に於ける信用の...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...純然たるイオニア様式で...
野上豊一郎 「パルテノン」
...純然たる概念を超えないのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...純然たる想像によりてつくられた小説は...
平林初之輔 「エミイル・ゾラの文学方法論」
...いくつかの大新聞は純然たる一大企業として...
宮本百合子 「明日への新聞」
...純然たる運命の仕業である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この職は手当もなければ役得もない純然たる名誉職であるだけに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...純然たる地形論の立場からいうならば...
柳田國男 「地名の研究」
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