...純然たる事実を述べる...
...彼の言動は純然たる嘘だった...
...彼女の美しさは純然たる自然の力だ...
...純然たる無邪気さに僕は心を奪われた...
...彼の独創的な発想は純然たる才能の賜物だ...
...純然たる霊界居住者なのである...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...しかもあれだけ純然たる絵画の形式に纏め上げるだけの意力が...
大阪圭吉 「闖入者」
...全くの自己流でまた純然たる日本風を以て任ずるものであります...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...お客用の風呂場を純然たる木造にしているが...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...純然たる序言的な章である...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...これらを材料とせる予報は純然たる物理学的の予報に外ならず...
寺田寅彦 「自然現象の予報」
...是れ純然たる伊藤侯の門下生なれば...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...遽かに伊藤侯の政見を非として純然たる山縣崇拜家と爲れり會計檢査院長渡邊昇子は世人之れを伊藤系統の人なりといへども...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...是れ純然たる伊藤侯の門下生なれば...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...純然たる政党内閣を建設せよ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...たとえ純然たる無邪気を以て発せらるるにせよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...それ故に純然たる政治的規準である...
平林初之輔 「政治的價値と藝術的價値 マルクス主義文學理論の再吟味」
...なお純然たるストア学者であって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...普通以上に・すなわち職責を完うした上に・さらに善政を行った者どもには純然たる褒美をあたえてこれに報いた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...はたして純然たる自生であるとすれば...
柳田国男 「雪国の春」
...純然たる第一種の職業婦人に見える女性でも...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...純然たる蒸し風呂である...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...このように純然たる美人像ではない...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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