...紙で恐ろしく丈夫な紐をつくる...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...これでもうあとはドアの外から紐を引張りさえすれば金棒が廻転して錠がおりる...
井上良夫 「J・D・カーの密室犯罪の研究」
...紐は長かった...
海野十三 「恐竜島」
...この紐を結び合せて...
江戸川乱歩 「一枚の切符」
...「なんぼ広い紐育の市(まち)だつて...
薄田泣菫 「茶話」
...こは頭巾(づきん)と上着と相(あひ)連續(れんぞく)する部分をば紐(ひも)にて括りたる状ならん...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...もう紐切(ひもき)れやボールなどにはじゃれなくなった後でも...
寺田寅彦 「ねずみと猫」
...皮紐に屍體の足の頸しばり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...紐は平次の手にたぐられると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...新しい環と紐をとり上げて縫ひつゞけた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...すなわち純イギリス式水兵服に、青いリンネルのカラア、水夫ネクタイ、飾り紐、胸の隠しには銀の呼子が入り、手首で詰まっているふっくらした袖には、錨のしるしがあるというわけである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「なぐり合い」
...(紐をほどいて、一郎を抱きとってやる...
三好十郎 「樹氷」
...織るとは言っても組紐(くみひも)のようなものだから...
柳田国男 「木綿以前の事」
...そこに干してある越中褌(えっちゅうふんどし)で包んで紐(ひも)でグルグル巻きにして袖の間に抱え込んだ...
夢野久作 「黒白ストーリー」
...米国紐育(ニューヨーク)に本部を置き...
夢野久作 「暗黒公使」
...陣幕の紐を断(た)って仰向(あおむ)けに転がった...
吉川英治 「上杉謙信」
...その腰紐は捨て給へ」といつて...
吉川英治 「折々の記」
...邪推ぶかい紐(ひも)の宅助に...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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