...二吋(インチ)くらいの長さの細い金棒に紐を結びつけたのを使う...
井上良夫 「J・D・カーの密室犯罪の研究」
...またその皇后に「あなたの結び堅めた衣の紐は誰が解くべきであるか」とお尋ねになりましたから...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...紐育生れを何よりの自慢にしてゐるある婦人に出会つた事があつた...
薄田泣菫 「茶話」
...「紐育生れの御婦人が一人して持つてらつしやる色々な美点は...
薄田泣菫 「茶話」
...常に黒紋付の羽織に純白の太紐を結び...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...宇津木兵馬は茶屋へ腰をかけ笠の紐をとく...
中里介山 「大菩薩峠」
...締括(しめくく)りのない紐(ひも)をだらだらと嬾(ものうく)も垂らした傍(かたわ)らに...
夏目漱石 「虞美人草」
...紐の一端を取って引いて見ると...
野村胡堂 「悪魔の顔」
...大蛇がモエギ色の紐にかわると見るや...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...紐を馬の尾に替へて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...紐を前で長く結んでいる艶歌師の四角い顔が...
林芙美子 「新版 放浪記」
...出来るだけ船をいたわって行く主義で次ぎの火曜日の夜には紐育へ着き得るのだが...
牧逸馬 「運命のSOS」
...はじめからしまいまでグッタリと眠ったまま泣声もたてない幼児を背に紐でくくって負うている...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...習慣が附け紐である限りは...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...フランソアが犬共に革紐をつけて...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...ぶつりと背後の紐は断ち切れて...
横光利一 「旅愁」
...頂上の轆轤部を牛皮の紐で縛つて開閉を自在にしてある...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...袴腰(はかまごし)……はては脚絆(きゃはん)の紐(ひも)までといて検(あらた)めたが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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