...空気が入らぬようにハンダで密封する板鉛の箱に納めるにさき立って...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...笛を袋へ納めると...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...いよ/\その年の最終の歌をうたひ納める時...
永井荷風 「蟲の聲」
...百文ずつ罰金を納めることに自分から約束を出しておいたはず...
中里介山 「大菩薩峠」
...そういうわけなら、拙者も一番、器量一杯というのをやってみましょう……そこで註文はつまり、その額面には何を描いて上げたらいいのかね?」「先生、納める以上は、今迄のものに負けないのを納めたいと思います」「左様――あすこにはあれで、古法眼(こほうげん)もいれば、永徳(えいとく)もいるはず...
中里介山 「大菩薩峠」
...今度こそは一世一代……これで年貢(ねんぐ)を納めるか...
中里介山 「大菩薩峠」
...若い侍が懐ろへ道中手形を納めるその手先を...
中里介山 「大菩薩峠」
...切手口銭を納めるということになっている...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを図書館に納めることにした...
中島敦 「斗南先生」
...図書館に納めることが功徳(くどく)になるか...
中島敦 「斗南先生」
...何百頭かの牛を陸軍に納める筈になつてゐた...
夏目漱石 「それから」
...その最後の餘韻(よゐん)を闇の中に納めると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今日細川様へ納める五千両の大金が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一刻も早くお蔵に納めることじゃ」いくらか思慮のある津田孫太郎はそれを止めました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この金を納めるところへ納め...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それを封筒に納めると...
山本禾太郎 「仙人掌の花」
...蘭丸は武者隠しの小襖(こぶすま)を引いて柩(ひつぎ)へ納める如く信長の屍(かばね)を抱え入れ...
吉川英治 「新書太閤記」
...水道税を納める為...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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