...納まり方だそうだが...
泉鏡花 「薄紅梅」
...その晩一晩荒れに荒れて翌日になってやっと納まりましたが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...それで芸術家だと納まり返って...
豊島与志雄 「不肖の兄」
...座敷へ上げないで庭で聞かすところが趣向だわい」独合点(ひとりがてん)をして納まります...
中里介山 「大菩薩峠」
...とても納まりはつきますまいと存じます...
中里介山 「大菩薩峠」
...わたしでは見物が納まりませんからね」「真黒にするというのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...二人をいじめつけてやらなければ納まりません...
中里介山 「大菩薩峠」
...さすがの川越し人足も納まりかけました...
中里介山 「大菩薩峠」
...おれの腕じゃあ納まりがつかねえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...七兵衛がこうして納まり返っているけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...最初置据えられたままの位置で駕籠の中に納まりきってしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...私の胸はそれでは納まりません...
野村胡堂 「死の予告」
...私の顏が納まりません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あんなのがいちゃ第一女房が納まりません」五郎八はそういって部屋の隅に神妙に差し控える女房のお六をふり返るのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...十兩は命がけの大金だ」「それがどう納(をさ)まつた」「まだ納まりやしません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...主人の榮右衞門は駒込の長五郎にカキ立てられた憤怒がなか/\納まり兼ねる樣子ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...宝飾品が所定の位置に納まり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...事の納まりをながめていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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