...「小袖を着る」:着物の一種であり、紋所が子袖と同様に小さいため「小袖を着る」と表現する...
...紋どころ8・13(夕)紋所といふもの...
薄田泣菫 「茶話」
...だが、何(ど)うしても絶念(あきら)められなかつたと見えて、羽織の紋所には、捨てられた女五人の名前を書き込んで平気でそれを著(き)てゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...夏暖簾(なつのれん)垂れて静(しずか)に紋所(もんどころ)五月十三日 銀座探勝会...
高浜虚子 「五百五十句」
...昔はやはり紋所と云ふものは立派な武士でなければ付けなかつたのです...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...流行としては紋所(もんどころ)縞柄(しまがら)染模様(そめもよう)の類なり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...引越の荷車は幾輛(いくりょう)となく三升(みます)や橘(たちばな)や銀杏(いちょう)の葉などの紋所(もんどころ)をつけた葛籠(つづら)を運んで来る...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...「紋所は御紋付(ごもんつき)だから誰にでも着られる羽織だがドウだ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...凡(およ)そ葵の紋所の付(つい)て居る御三家と云い...
福澤諭吉 「福翁自伝」
......
正岡子規 「古池の句の弁」
...己の紋所はこれだ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...ある者は紋所の類似をあげ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もしくは熊谷家の紋所(もんどころ)などを聯想(れんそう)させて感じが好く...
柳田国男 「海上の道」
...紋所はみな稲の丸である...
柳田国男 「故郷七十年」
...紋所の詮議(せんぎ)の最もやかましかったのは...
柳田國男 「名字の話」
...しかしその反動として紋所を大事にする結果...
柳田國男 「名字の話」
...単に紋所に止(とど)まらず...
柳田國男 「名字の話」
...おのおの舳先(へさき)に紋所(もんどころ)の旗(はた)をたてならべ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...三ツ扇(おうぎ)の紋所が抜いてあった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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