...だんだんと丘陵のような紆濤(うねり)に変わって行った...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...後ろを見ればまた紆濤(うねり)だ...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...第一の紆濤(うねり)、第二の紆濤、第三の紆濤には天運が船を顛覆からかばってくれた...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...しかし特別に大きな第四の紆濤を見た時...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...紆り動く浪を越えて――無数の圃園と荒涼たる大草原とを越えて...
有島武郎 「運命と人」
...紆波(うねり)といいますね...
有島武郎 「溺れかけた兄妹」
... 5瞋恚を起すつらき言紆餘曲折に宣んし曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...」臨終の苦悶(くもん)は紆余(うよ)曲折すると言い得る...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その一町半の間には紆余曲折(うよきょくせつ)も無かったところに...
中里介山 「大菩薩峠」
...無人島らしい島々の間を紆余曲折していく...
長谷健 「天草の春」
...周復俊の鞦韆咏には繍柱紆會有縁と云ひ王建の詞には長長絲繩紫復碧とある...
原勝郎 「鞦韆考」
...複雑な迷路を紆余曲折してここまで来たことがわかったからである...
久生十蘭 「魔都」
...紆余曲折あるこんな空気の中に長くおりながら...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...手でさはつてゆくと霧の中をゆくやうに道は紆曲してゐて判らないんですもの...
室生犀星 「はるあはれ」
...ラスキンがここに到達するのに幾多の紆余曲折(うよきょくせつ)を経たのに対して...
柳宗悦 「工藝の道」
...セエヌの下流は蛇が曲線を描いて走る形に紆廻(うね)つて居るので...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...紆余(うよ)曲折のあるのが山道の常で...
吉川英治 「江戸三国志」
...世路(せいろ)の紆余曲折(うよきょくせつ)をなめ尽して来ている...
吉川英治 「新書太閤記」
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