...後ろを見ればまた紆濤(うねり)だ...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...第一の紆濤(うねり)、第二の紆濤、第三の紆濤には天運が船を顛覆からかばってくれた...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...紆り動く浪を越えて――無数の圃園と荒涼たる大草原とを越えて...
有島武郎 「運命と人」
...紆波(うねり)といいますね...
有島武郎 「溺れかけた兄妹」
...打ち寄せる紆濤(うねり)のように跡から跡から吹き払っていった...
有島武郎 「カインの末裔」
...紆余曲折の後ここまでたどりきたったのである...
中井正一 「美学入門」
...その一町半の間には紆余曲折(うよきょくせつ)も無かったところに...
中里介山 「大菩薩峠」
...かなり人情の紆余曲折(うよきょくせつ)にも慣れているから...
中里介山 「大菩薩峠」
...苔で滑りやすい石畳路が紆余曲折(うよきょくせつ)して続く...
中島敦 「環礁」
...苔で滑り易い石疊路が紆餘曲折して續く...
中島敦 「環礁」
...今や吾々は幾多の紆餘曲折を經てこの課題へと直進すべき時となつた...
波多野精一 「時と永遠」
...紆余(うよ)曲折を経たのち...
久生十蘭 「魔都」
...わざと紆余(うよ)曲折させたものだという...
火野葦平 「花と龍」
...紆余曲折あるこんな空気の中に長く居りながら...
牧野富太郎 「植物記」
...紆余曲折あるこんな空気の中に長くおりながら...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...坦々でなく紆餘曲折端睨すべからざる中に偉人の俤を偲ぶといふ風にするのが眞に是れ偉人を偉人として遇し...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...紆余曲折(うよきょくせつ)して造られ...
吉川英治 「大岡越前」
...世路(せいろ)の紆余曲折(うよきょくせつ)をなめ尽して来ている...
吉川英治 「新書太閤記」
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