...だんだんと丘陵のような紆濤(うねり)に変わって行った...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...街道(かいだう)の紆曲(まがりくねり)に...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
... 5瞋恚を起すつらき言紆餘曲折に宣んし曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...思えば五年越しの紆余曲折のはての刀折れ矢つきた形の法案である...
中井正一 「図書館法楽屋話」
...苔で滑りやすい石畳路が紆余曲折(うよきょくせつ)して続く...
中島敦 「環礁」
...苔で滑り易い石疊路が紆餘曲折して續く...
中島敦 「環礁」
...この紆曲した濁流が...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...どういう紆曲(うきょく)を経て...
久生十蘭 「キャラコさん」
...複雑な迷路を紆余曲折してここまで来たことがわかったからである...
久生十蘭 「魔都」
...わざと紆余(うよ)曲折させたものだという...
火野葦平 「花と龍」
...)それは紆余曲折の道の教だ...
ホーフマンスタール Hugo von Hofmannsthal 木下杢太郎訳 「チチアンの死」
...紆余曲折あるこんな空気の中に長く居りながら...
牧野富太郎 「植物記」
...坦々でなく紆餘曲折端睨すべからざる中に偉人の俤を偲ぶといふ風にするのが眞に是れ偉人を偉人として遇し...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...当時はまだその辞(ことば)を紆曲(うきょく)にして直(ただち)に相手を斥(さ)して呼ぶことを避けていた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...ラスキンがここに到達するのに幾多の紆余曲折(うよきょくせつ)を経たのに対して...
柳宗悦 「工藝の道」
...紆余(うよ)曲折のあるのが山道の常で...
吉川英治 「江戸三国志」
...紆余曲折(うよきょくせつ)して造られ...
吉川英治 「大岡越前」
...世路(せいろ)の紆余曲折(うよきょくせつ)をなめ尽して来ている...
吉川英治 「新書太閤記」
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