...大きい紅木(こうぼく)のテエブルヘ僕と差向いに腰を下ろした...
芥川龍之介 「湖南の扇」
...正面の紅木(こうぼく)の棚(たな)の上に虫明(むしあ)けらしい徳利(とくり)が一本...
芥川龍之介 「続野人生計事」
...紅木蓮が夥しい花をつけてい...
外村繁 「落日の光景」
...紅木(べにき)公爵という...
夢野久作 「白髪小僧」
...紅木と名乗る公爵の...
夢野久作 「白髪小僧」
...紅木大臣はこれは屹度(きっと)濃紅姫が后になったその知らせのための使いであろうと思って...
夢野久作 「白髪小僧」
...何という」騎兵は紅木大臣のこう云った声と見幕に驚いて震え上って了(しま)いました...
夢野久作 「白髪小僧」
...紅木大臣はつかつかと玄関の石段を降りて来て騎兵の胸倉をぐっと掴みました――「ナ...
夢野久作 「白髪小僧」
...紅木大臣は王宮の表門を這入ると...
夢野久作 「白髪小僧」
...紅木大臣は身体(からだ)中の筋が一時に硬(こ)わばって...
夢野久作 「白髪小僧」
...二十三 自分の寝姿外に立っている紅木大臣も...
夢野久作 「白髪小僧」
...妾はそれから又もや紅木大臣のお邸敷(やしき)へ...
夢野久作 「白髪小僧」
...この塩梅ならば紅木大臣を初め家の者は明日(あす)のお目見得に来ないであろう...
夢野久作 「白髪小僧」
...紅木大臣はその間につかつかと寝台(ねだい)に近寄って...
夢野久作 「白髪小僧」
...それをじっと見ていた紅木大臣の髪毛は...
夢野久作 「白髪小僧」
...紅木大臣に蹴られて気絶していた筈なのに...
夢野久作 「白髪小僧」
...貴様も矢張り紅木大臣のような眼に会いたいのか」と忽(たちま)ち王は最前のような恐ろしい顔に変りました...
夢野久作 「白髪小僧」
...紅木大臣をこんな目に合わせたのは私ではない……王様でもない……」こう申しますと...
夢野久作 「白髪小僧」
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