...2紀州家の虚堂墨蹟は...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...赤坂喰違にある紀州家の門を潜ったときには...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...紀州家の当主は、まず何を措いても、所蔵の書画骨董にこんな逸話を添物にして残しておいてくれた、祖先頼宣に対して感謝しなければなるまい...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...真如院も紀州家の位牌を預ってるだけゆえ盆暮? に僅(わずか)の時間参詣があるだけ...
中勘助 「独り碁」
...紀州家の兵とが一緒になって...
中里介山 「大菩薩峠」
...昔し紀州家の奥に勤めていたとか云うので...
夏目漱石 「行人」
...紀州家を対手(あいて)として...
長谷川伸 「討たせてやらぬ敵討」
...いま机の上にひろげている稿本「松の花」は、藩譜のなかに編まれる烈女節婦の伝記と、紀州家中、古今のほまれ高き女性たちを録したものである...
山本周五郎 「日本婦道記」
...芝新網にある紀州家の浜屋敷の門前へ...
山本周五郎 「風流太平記」
...その荷駄には紀州家御用の標(しるし)が立てられた...
山本周五郎 「風流太平記」
...やはり紀州家の者でない...
山本周五郎 「風流太平記」
...紀州家へ親しく出入りしているというのは事実か」六五郎兵衛は頷いた...
山本周五郎 「風流太平記」
...紀州家の荷駄らしいものを...
山本周五郎 「風流太平記」
...やり方の巧みなことも侍に違いない」「とすれば紀州家のですね」「こうなればもう紛れなしだ」きっぱりと休之助が云った...
山本周五郎 「風流太平記」
...紀州家で国許(くにもと)へ査察使を出したというのはどういうことだ」「その点なんです」と万三郎は蔵人のほうへ眼をやった...
山本周五郎 「風流太平記」
...一方は紀州家の三男...
吉川英治 「江戸三国志」
...紀州家にそねみをもつ気の小さい大奥の女どもじゃ」吉宗はこう思って...
吉川英治 「江戸三国志」
...紀州家の部屋住みでいた当時は...
吉川英治 「大岡越前」
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