...紛糾(ごちやごちや)した頭脳(あたま)の熱さまでスウと消える様な心地がする...
石川啄木 「病院の窓」
...またもや紛糾しかけた時に...
太宰治 「右大臣実朝」
...かすかに見ゆる紛糾せる事理...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼(かれ)は凝然(ぢつ)と眼(め)を閉(と)ぢて居(ゐ)るので頭(あたま)の中(なか)が餘計(よけい)に紛糾(こぐら)かつて...
長塚節 「土」
...千差万別の悲劇が錯綜紛糾(さくそうふんきう)して...
夏目漱石 「点頭録」
...然かも互に糾紛し解釋し...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...眩輝の異しい漲落を胸に量り 額をもたげて愛のやうな 荒繩のやうな強力の酔ひをこの躯に糾ふのだ...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...わたしたちがきょうのこの紛糾した苦しい矛盾をしのいで...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第十五巻)」
...プロレタリア文学運動は最後的な紛糾状態におかれていた...
宮本百合子 「解説(『風知草』)」
...問題は紛糾(ふんきゅう)した...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...帝が城に入るのを見とどけると敗軍の味方を糾合(きゅうごう)すべく...
吉川英治 「三国志」
...南陽諸道の軍馬を糾合(きゅうごう)して...
吉川英治 「三国志」
...四隣(しりん)の兵を糾合(きゅうごう)して...
吉川英治 「私本太平記」
...すくその紛糾(ふんきゅう)は解決(かいけつ)したが...
吉川英治 「神州天馬侠」
...糾問(きゅうもん)に当っているのであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...兵を糾合(きゅうごう)して...
吉川英治 「平の将門」
...他の猛獣どもを糾合(きゅうごう)し...
吉川英治 「宮本武蔵」
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