...人生問題の紛糾疑惑...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...政府を糾弾すべしとして互に反抗気勢を募らせていたから...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...またスミス対ウェルキンの紛糾(いきさつ)を残らず話してきかせると...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「見えざる人」
...姉は均平に実否(じっぴ)を糾(ただ)そうともしず...
徳田秋声 「縮図」
...文壇各派の作家を糾合して「日本文芸院」の創立を計画したことは...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...そしてその目的に対して組織上少しでも左翼文化団体との関連があってはその糾合も不可能な実状である...
戸坂潤 「〔付〕唯物論研究に就て(戸坂潤手記)」
...以て其の政友を賣り以て其の糾合せる同志に背き...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...かくて、其処に、紛糾は、凡そ未だ甞て誰も思つてもみなかつた程発生してゐるのであるが、そのことを文献は殆んど語つてゐないといふも過言ではない...
中原中也 「芸術論覚え書」
...千差万別の悲劇が錯綜紛糾(さくそうふんきう)して...
夏目漱石 「点頭録」
...興味と同情を持つ作家を糾合(きゅうごう)して捕物小説の生みの親なる...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...その後焦点が紛糾しすぎてちょっと分りにくくなった節もありますが...
原民喜 「ある手紙」
...お前の主人が掻き回して紛糾させた事態を解決してやる」「いいえ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...要するにこれは芸人仲間の紛糾(いざこざ)から根を引いての意趣晴しに過ぎないかも知れない...
牧逸馬 「助五郎余罪」
...公子糾は小白の兄なり...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...慎吾が糾合(きゅうごう)したものらしい...
吉川英治 「銀河まつり」
...三万余を糾合(きゅうごう)して...
吉川英治 「三国志」
...摂津の兵を糾合(きゅうごう)し...
吉川英治 「私本太平記」
...そのほか小幡門下の義心ある者を糾合(きゅうごう)して……」「旅先で討つといわれるのか」「そうです...
吉川英治 「宮本武蔵」
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