...政府を糾弾すべしとして互に反抗気勢を募らせていたから...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...話がまた紛糾(いざこざ)を来(きた)した...
徳田秋声 「挿話」
...心持が紛糾(こぐらか)っているのであった...
徳田秋声 「爛」
...銅より銅線の表に絹絲を糾纒せる者二條をつらねて...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...この錯雑紛糾を極めた生活と思想との世界に於て...
戸坂潤 「科学論」
...従って全くその方法の間の紛糾錯雑に帰せられる他はなかったわけである...
戸坂潤 「科学論」
...成る可く多く舊政友を糾合するの必要あると...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...だんだん聞き糾(ただ)して見ると...
夏目漱石 「坑夫」
...同族を糾合(きゅうごう)して二本足の先生と雌雄(しゆう)を決しようなどと云(い)う量見は昨今のところ毛頭(もうとう)ない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...之をじっと御覧になって居られた御奉行様は直ちに彦兵衛をお捕えさせになり種々とお糾(ただ)しになりましたが...
浜尾四郎 「殺された天一坊」
...わたしたちがきょうのこの紛糾した苦しい矛盾をしのいで...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第十五巻)」
...あの時代ナポレオン時代の紛糾を実によく理解しました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その根本的な虚偽と非行を糾弾する本を書いて出版したら...
三好十郎 「清水幾太郎さんへの手紙」
...みんなを糾合(きゅうごう)したッてわけさ...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...厳しく糾問(きゅうもん)をうけていましたが...
吉川英治 「新書太閤記」
...なお糾合(きゅうごう)すれば...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そち達がこのままにもいたし難いと思うなら糾明(きゅうめい)として...
吉川英治 「宮本武蔵」
...時として私の想像力はあらゆる限界を逃れ幻想的な連想の諸王国をあてどなく彷徨った――この失われた世界とキャンプで出会った狂える恐怖にまつわる私自身の最も放縦な夢との間に関連性を糾おうとさえしながら...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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