...庁北の健児を糾合して八州に雄視する...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...今日の紛糾錯綜入乱れた文化の葛藤を解決し制馭(せいぎょ)する威力のないものであるというのが二葉亭の禅に対する断案で...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
......
高村光太郎 「智恵子抄」
...起りを糾せば皆(みな)此の重景が所業にて候ぞや』...
高山樗牛 「瀧口入道」
...ほかに同志を糾合(きゅうごう)するから...
太宰治 「惜別」
...好んで事件を紛糾させたくはないのであるから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...妙に紛糾(こぐらか)った親類筋をたどってみると...
徳田秋声 「爛」
...期待(きたい)して居(ゐ)た或(ある)物(もの)を俄(にはか)に奪(うば)ひ去(さ)られた樣(やう)な絶望(ぜつばう)とが混淆(こんかう)し紛糾(ふんきう)した自暴自棄(やけ)の態度(たいど)を以(もつ)ておつぎを責(せ)めた...
長塚節 「土」
...彼(かれ)は凝然(ぢつ)と眼(め)を閉(と)ぢて居(ゐ)るので頭(あたま)の中(なか)が餘計(よけい)に紛糾(こぐら)かつて...
長塚節 「土」
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仁科芳雄 「國際學術會議への旅」
...三面的紛糾を解決しようと試みた...
平出修 「瘢痕」
...先づ君と僕とがこの提携の上に立つて同志を糾合しようぜ――」と...
牧野信一 「月あかり」
...仮に再吟味を願い出て事実を糾明すれば...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...四隣(しりん)の兵を糾合(きゅうごう)して...
吉川英治 「私本太平記」
...糾問(きゅうもん)に当っているのであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...その糾合(きゅうごう)に応じて立った以上...
吉川英治 「新書太閤記」
...兵を糾合(きゅうごう)して...
吉川英治 「平の将門」
...たてつづけの糾問ぜめでした...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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