...このあらゆる良匠中の最良にしてまた最も系統的な巨匠の手によって我等のために造られた宇宙機関の運動について何らの確実なものをも把握しなかったことに愛想を尽かすようになった...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...系統的な分類に基づくスケールを設定することも...
寺田寅彦 「感覚と科学」
...系統的な海洋観測が我邦のような海国にとっては軍事上からも水産事業のためにも非常に必要であるということは...
寺田寅彦 「新春偶語」
...幸いに近年は農林省方面でも海洋観測の必要を痛切に認識して系統的な調査もようやくその緒に就いたようで...
寺田寅彦 「新春偶語」
...いくらか系統的な叙述の形式を取ろうと企てたが...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...この二人の手を借りて学生の実験演習の系統的なコースを設立した...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...古来の作例について具体的に系統的な調べをした上でなければ確定的な議論はできないので...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...芸術的印象は系統的な認識論を想定した上で追跡されるべきだ...
戸坂潤 「所謂批評の「科学性」についての考察」
...現代観念論の方法全般に於けるその系統的な活動振りを批判した...
戸坂潤 「科学的精神とは何か」
...その発明なり発見なりがその後の系統的な展開を始めるわけで...
戸坂潤 「技術の哲学」
...それは一つの系統的な世界観であることを忘れてはならぬ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...だからこの人間学は云わば解釈学的人間学に他ならない(人間学の系統的な批判を私は機会を得て試みたいと思っている)...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...系統的な変化を持つものなのである...
戸坂潤 「範疇の発生学」
...即ち範疇の系統的な翻訳と解釈という共軛化に対する無知から...
戸坂潤 「範疇の発生学」
...ましてそれよりも未開の程度にある当時の日本が彼の系統的なのを喜んで...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...この問題を多少系統的な形に於いて熟慮する余裕を得たのと...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...捜索の範囲をひろげてもっと系統的な方法でやってゆこうとしていたとき...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...実際の系統的な調査行を始めた時にはとっくに三時を過ぎていた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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