例文・使い方一覧でみる「糸」の意味

...黄金の糸の雲の如く空中を漂い... 黄金の糸の雲の如く空中を漂いの読み方
エドワード・シルヴェスター・モース　Edward Sylvester Morse 石川欣一訳「日本その日その日」

...丈夫な長い糸で出来てゐる... 丈夫な長い糸で出来てゐるの読み方
アンリイ・ファブル　Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳「科学の不思議」

...たてに糸をさげたような銀色の光がさし... たてに糸をさげたような銀色の光がさしの読み方
江戸川乱歩「影男」

...するとそのカーテンのはしに細い糸で... するとそのカーテンのはしに細い糸での読み方
江戸川乱歩「鉄塔の怪人」

...黒と茶色と赤のスコッチの糸で蔓草のやうな模様が縫ひかけてある...
鈴木三重吉「桑の実」

...厚司（あつし）の下に毛糸のシヤツを着込んだだけでは... 厚司の下に毛糸のシヤツを着込んだだけではの読み方
谷崎潤一郎「猫と庄造と二人のをんな」

...桜の花のちるころには花びらを糸にぬいて数の多いのをきそふ... 桜の花のちるころには花びらを糸にぬいて数の多いのをきそふの読み方
中勘助「銀の匙」

...宮戸座（みやとざ）の立見（たちみ）へ行（ゆ）かうと云（い）つたのもお糸（いと）が先（さき）であつた... 宮戸座の立見へ行かうと云つたのもお糸が先であつたの読み方
永井荷風「すみだ川」

...少し寝られなくなればいいと思うわ」「ホホホホそれでも家（うち）の兄より好いでしょう」「欽吾さんの方がいくら好いか分かりゃしない」と糸子さんは... 少し寝られなくなればいいと思うわ」「ホホホホそれでも家の兄より好いでしょう」「欽吾さんの方がいくら好いか分かりゃしない」と糸子さんはの読み方
夏目漱石「虞美人草」

...平次は飛込んでお糸を押へ... 平次は飛込んでお糸を押への読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...厭になつちまふ……」小糸は... 厭になつちまふ……」小糸はの読み方
林芙美子「雪の町」

...宗春卿はお糸の方のほうへ底意（そこい）のある眼づかいをしながらニヤニヤ笑いだした... 宗春卿はお糸の方のほうへ底意のある眼づかいをしながらニヤニヤ笑いだしたの読み方
久生十蘭「鈴木主水」

...糸を伸して駈け出す... 糸を伸して駈け出すの読み方
牧野信一「西瓜喰ふ人」

...大きな鳥の姿を金糸で刺繍（ししゅう）にした三間四方もあろうかと思われる真紅の大旗が垂らしてあるが... 大きな鳥の姿を金糸で刺繍にした三間四方もあろうかと思われる真紅の大旗が垂らしてあるがの読み方
夢野久作「暗黒公使」

...立ちこもった霧雨の中から糸杉... 立ちこもった霧雨の中から糸杉の読み方
横光利一「夜の靴」

...光と云（い）ふ文字を銀糸（ぎんし）で置いた繍（ぬひ）の袖（そで）... 光と云ふ文字を銀糸で置いた繍の袖の読み方
與謝野晶子「晶子詩篇全集」

...鞠（まり）が出来るほどたくさんな琵琶の切れ糸もその中につつまれていた... 鞠が出来るほどたくさんな琵琶の切れ糸もその中につつまれていたの読み方
吉川英治「私本太平記」

...それを枷に使って生糸貿易の懸案を解決する... それを枷に使って生糸貿易の懸案を解決するの読み方
和辻哲郎「鎖国」

「糸」の読みかた

「糸」の書き方・書き順

いろんなフォントで「糸」