...そしてすべてを失いてもこれを糞土の如く思い得るに至るのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...しおれた花が無情にも糞土(ふんど)の上に捨てられているのを見るほど...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...糞土の中まで潜(もぐ)っても探し出ださねばならぬ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...糞土の如きものだと私は信じていることを申し上げ度いと思います...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...さしも仙薬や宝玉同然に尊ばれた物も一朝時世の変で糞土よりも値が下がる事...
南方熊楠 「十二支考」
...年始に糞土を除かず...
南方熊楠 「十二支考」
...しょせんは糞土の牆(しょう)だろう...
三好十郎 「斬られの仙太」
...しょせんは糞土の牆(しょう)だろう...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...糞土を烹(に)て醍醐をなす底(てい)の怪手腕と称すべしで...
夢野久作 「謡曲黒白談」
...彼は糞土(ふんど)の桶を担(にな)って...
吉川英治 「三国志」
...ご自身で糞土を担(かつ)がなければなりませんか...
吉川英治 「三国志」
...肩が糞土をかついでいたり...
吉川英治 「三国志」
...わざわざ糞土(ふんど)の中へ行って糞土を罵(ののし)っているのと同じ愚であると知った...
吉川英治 「新書太閤記」
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