...その始末をつけるのが除糞人(じょふんにん)と呼ばれる人々である...
芥川龍之介 「尼提」
...それから急いでその鼠の糞を食器の底の方へ押しかくして...
新井紀一 「怒れる高村軍曹」
...下手糞(へたくそ)なスワニイ河をきかされたり...
田中英光 「オリンポスの果実」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...其で其樣(そん)なに自棄糞(やけくそ)になつてるんだね...
徳田秋聲 「絶望」
...雨を祈るに以二牛糞一塗二場地一...
中山太郎 「穀神としての牛に関する民俗」
...少し馬糞臭いのを器用につまみ上げるのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そこへ脱糞をこころみました...
火野葦平 「人魚」
...(よく事情をたしかめもしないで、こんな無茶するなんて……)これまで、心の底から、信じあい、マンに貞操を立てて来た金五郎としては、女房の誤解と、嫉妬による暴力行為が、糞面白くない...
火野葦平 「花と龍」
...ここの糞壺は市役所の承認を得て使用しているのであって...
火野葦平 「糞尿譚」
...湖南の金牛岡は昔赤牛江を渡り糞するを見ると金だったので...
南方熊楠 「十二支考」
...したゝかに糞(うんこ)をしたので...
宮原晃一郎 「竜宮の犬」
...しょせんは糞土の牆(しょう)だろう...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...馬二百七十頭を飼養する副産物としてはその馬糞を利用して菓物園を開き...
村井弦斎 「食道楽」
...これこそ諺(ことわざ)にいうところの「籠の中に糞をすればあとでこれを頭にいただかねばならぬ」たぐいである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...糞(くそ)でも喰らえという気で...
夢野久作 「焦点を合せる」
...糞と涎(よだれ)と...
吉川英治 「平の将門」
...子安貝(こやすがひ)ではなくて燕(つばめ)の古糞(ふるくそ)でありました...
和田萬吉 「竹取物語」
便利!手書き漢字入力検索