...さきにも鳥渡(ちょっと)言って置いたように金魚の糞(ふん)のような無意志の生活をしていたのであって...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...おじさんが糞(くそ)まじめな顔をして二階から降りて来た...
太宰治 「未帰還の友に」
...ユウトラクト街道に馬糞の粉末が巻き上り...
谷譲次 「踊る地平線」
...耳垢をため、鼻糞をため、肱や膝はざらざらです...
豊島与志雄 「男ぎらい」
...人差指で鼻糞をほじくったりします...
豊島与志雄 「男ぎらい」
...鼻糞をほじくったその穢ない手で...
豊島与志雄 「男ぎらい」
...俺は鼻糞をほじくりながら...
豊島与志雄 「神棚」
...大洋ではなくて糞尿(ふんにょう)である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それから鳥の卵と鳥の糞(ふん)とである...
中島敦 「環礁」
...太一は五六日前に隣の五右衞門風呂で病氣が起つて踏板を踏み外して足のうらへ五十錢銀貨位の火膨れが出來たとかで變な歩きやうをしながら今日も落花と毛蟲の糞との散らばつた庭に立つて栗毛蟲を叩いて居る...
長塚節 「芋掘り」
...編集者の糞真面目さは認めるべきであろう...
中谷宇吉郎 「百科事典美談」
...「何糞(なにくそ)ツ」その揉(も)み合ひは長くはありませんでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...世上の義理なんて糞(くそ)でも喰(くら)へだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...持ちまえの糞度胸とで...
火野葦平 「花と龍」
......
前田普羅 「普羅句集」
...糞はごく新らしく...
宮原晃一郎 「熊捕り競争」
...鳥の糞が落ちて来た...
横光利一 「旅愁」
...「はい」馬糞掃除を担任すると...
吉川英治 「新書太閤記」
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