...彼女の演技はいつも精彩を欠かない...
...彼の講演は精彩に欠けていた...
...リオ五輪の開会式は精彩に富んでいた...
...映画のストーリーが精彩に欠けていると評価された...
...精彩あるプレゼンテーションを行いました...
...更に野蛮な精彩を加へる事もないではなかつた...
芥川龍之介 「老いたる素戔嗚尊」
...唯芭蕉の使つた俗語の精彩を帯びてゐたことだけは今日もなほ力説せねばならぬ...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...遙かに精彩あることは云ふ迄もない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...喜多村さんの話のように精彩のないと云うことをあらかじめ承知していてもらいたい...
田中貢太郎 「とんだ屋の客」
...もうあの頃の精彩はないけれども...
谷崎潤一郎 「細雪」
...同時に部分々々としては記憶の中で精彩を放つにすぎない互ひに独立した...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...(中村白葉訳)精彩な新鮮な描写である...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...一点の精彩を着せざる毒舌は...
夏目漱石 「虞美人草」
...おそらく尋常の雑務とは切り離された特別の精彩を帯びたものが...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...無力で冷たくて精彩のないお七でしょう...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...この物語は精彩を欠く事になったことだろう...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...彼の旅行記は精彩を欠いていった...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...そのことは作品の自然さと重厚な真実性とをもたらしているのであるけれども、例えば「阿部一族」の読者は、精彩にみち、実感にふれて来るこの雄大な一作をよんだのち、満足とともに何とはなし自分の体がもう一寸何かにぶつかる味を味ってみたかったような気分に置かれることはないだろうか...
宮本百合子 「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」
...精彩を尽して薫育をする...
夢野久作 「能とは何か」
...人々の頭はこれより幾層倍の精彩を増して自己を取り包む物理の自然さを見守っていることか...
横光利一 「欧洲紀行」
...農家の藁屋根や田畑が精彩を放って見えているか知れない...
横光利一 「夜の靴」
...原著の筆致もはなはだ精彩を欠いてくる...
吉川英治 「三国志」
...むしろ精彩のないところに清麗があった...
吉川英治 「源頼朝」
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