...彼女の演技はいつも精彩を欠かない...
...彼の講演は精彩に欠けていた...
...リオ五輪の開会式は精彩に富んでいた...
...映画のストーリーが精彩に欠けていると評価された...
...精彩あるプレゼンテーションを行いました...
...その又リアリズムに叩きこんだ腕はマテイスの畫に精彩を與へてゐるものの...
芥川龍之介 「二人の紅毛畫家」
...如何に議論の精彩と微細とを極むるも要するにトルストイの本質を掴みかねたものと云はなければならない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...ヴァン・ダインの文章にもほとんど精彩がない...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...ただ大臣の説に追従するのみで精彩なく...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...(中村白葉訳)精彩な新鮮な描写である...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...音楽をもっていた――そしてとくにそれから降りる時のためにも(この方の音楽はいっそう精彩あるものだった)...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...時代の精彩たる五...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その独自の表現法を固守して益々その精彩を加えてきているのである...
中島敦 「鏡花氏の文章」
...おそらく尋常の雑務とは切り離された特別の精彩を帯びたものが...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...古來(こらい)から斯(この)道(みち)に苦(くる)しんだ人(ひと)の閲歴譚(えつれきだん)抔(など)を取(と)り交(ま)ぜて一段(いちだん)の精彩(せいさい)を着(つ)けるのが例(れい)であつた...
夏目漱石 「門」
...この物語は精彩を欠く事になったことだろう...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...彼の旅行記は精彩を欠いていった...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...そこらのびらやが描いたものと比べものにならないほどの精彩を放った...
正岡容 「小説 圓朝」
...精彩ある村々の初春行事よりも...
柳田国男 「雪国の春」
...必死の丹精と同様……もしくはそれ以上の精彩を凝らして斯道の研鑽に努力した事が察しられる...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...農家の藁屋根や田畑が精彩を放って見えているか知れない...
横光利一 「夜の靴」
...精彩(せいさい)がなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...同時に、少額な金で、すばらしい新刀が手に入れば、時節がら、武士の腰にも、精彩が加わろう...
吉川英治 「山浦清麿」
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