...断つた筈(はず)のX―新聞が又もや精勤して...
犬養健 「姉弟と新聞配達」
...この近所の宿屋と料理屋とをかねた家へ御精勤で...
太宰治 「斜陽」
...片山君も十年精勤の報酬の一部として...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...今迄精勤の評を取ってる名前を汚したくもなかったし...
豊島与志雄 「電車停留場」
...精勤シロトイウカラ...
中里介山 「大菩薩峠」
...少しも早く勤め口にありついて精勤を励みたいという強い念願に駆り立てられた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...「あなたはよく精勤するね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...お体どうぞ御大切になさって御精勤くださいませ...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...精勤を見せかけるために...
山本周五郎 「青べか物語」
...山治家と城とを毎日ごく精勤に往復した...
山本周五郎 「思い違い物語」
...御幼年よりの精勤を嘉賞あそばされ...
山本周五郎 「桑の木物語」
...そしてお義兄さまほどご精勤なさるなら...
山本周五郎 「日本婦道記」
...その精勤ぶりを十左衛門がしばしば話すのでいちど慰労しようと云っていたが十左衛門は今夜まねかれたのを...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...大使代理の安達君は甚だ精勤家で会ふ度に忙(せは)し相(さう)であるが...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...如此くにして十二時間でも十六時間でもの精勤に堪へる相である...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...精勤賞をもらった程だった...
吉川英治 「大岡越前」
...呂布も、その後は、以前よりはやや無口にはなったが、日々精勤して、相府の出仕は欠かさなかった...
吉川英治 「三国志」
...県役署へも精勤して...
吉川英治 「新・水滸伝」
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