...道理こそ都々逸に精しい人であると思った...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...谷から一昨日の被害地視察について、精しい話があり、津田もまた傍からそれを補足した...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...精しいことはいっていられないのです...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「五通」
...矢張寺坊にゐる山に精しい婆さんなどが採りに行つてそして賣りに來た...
田山花袋 「日光」
...又嘗て土屋元作君が橋本宗吉に關して精しいお話があつて...
内藤湖南 「大阪の町人と學問」
...精しい測量をしてくれる...
中谷宇吉郎 「コロラド通信」
...教授法の如きは大変精しい...
新渡戸稲造 「教育家の教育」
...その辺のことはかえって諸君の方が精しいでしょう...
新渡戸稲造 「教育家の教育」
...もっと精しい話してやろうか...
久生十蘭 「魔都」
...精しい古語彙が眼前にないから確言は出来ぬが...
南方熊楠 「十二支考」
...だからあの時子爵が精しい返事を遣ったところで...
森鴎外 「かのように」
...長太郎にも精しい事は申しません...
森鴎外 「最後の一句」
...創元社から精しい心理學概説が十二冊の叢書として出ることになっている...
矢田部達郎 「心理學」
...精しい知も美に向ってはなお鈍いことを感じたことがあるか...
柳宗悦 「工藝の道」
...精しいところはなにも存じません...
山本周五郎 「新潮記」
...弁之助には精しいことはなにもわからなかったが...
山本周五郎 「日本婦道記」
...露語に精しい加藤さんが碑に書かれた死者の名や簡単な履歴を読んで下さる...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...いずれ準備が出来ましたらオッシログラフで精しい曲線を取ってお知らせ申し上げますが...
蘭郁二郎 「宇宙爆撃」
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