...「精々(せい/″\)善美(ぜんび)なる建築(けんちく)を造(つく)れ」と云(い)ふのが最後(さいご)の結論(けつろん)である...
伊東忠太 「建築の本義」
...)精々(せいぜい)が四室(よま)かそこらの家であったが...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...貴方に代って精々俺が...
橘外男 「仁王門」
...精々二三十人ほどの頭数が見えているだけであったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...精々一尺くらゐ積れば多い方ですが...
津村信夫 「雪」
...精々支配者層に直接間接バックされた一部の「民間」がこの活動の趣旨を奉賛したに過ぎなかったからである...
戸坂潤 「思想動員論」
...もし出て来るとすれば精々マルクスのこの第二のテーゼだけからしか出て来ないもので...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...それだによってこの際はお互によく気をつけ精々間違のないように慎んでおるがよかろう……...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...井戸端へ行くのが精々だつた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...精々五つ位にしか見えなかつたと言つて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...精々三十にもなるでせうか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...精々見張つてゐるがいゝ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...精々月に一度か二度」「間が抜けて挨拶も出来やしない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...千兩箱が精々一貫目や一貫五百目そこ/\では...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...年も精々二十四五...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何れも威張れる所で精々威張り貯めて置こうという...
羽志主水 「監獄部屋」
...」そういうだけが精々だ...
宮本百合子 「「インガ」」
...老人は不精々々に返事をしてゐる...
マクシム・ゴルキイ Maksim Gorkii 森林太郎訳 「センツアマニ」
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