...純粹なる觀照と愛との經驗に際して...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...それは本郷の新花町といふ粹なところでありました...
石川三四郎 「浪」
...一町ばかり粹(いき)な女の跟をつけても見た...
石川啄木 「散文詩」
...美的價値の最も醇粹なるもの...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...純粹な悟性によつて明晰にかつ判明に知覺せられるところのものに疑ひをいれることは...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...粹然として其間に立つ...
長塚節 「草津行」
......
仁科芳雄 「株式會社科學研究所の使命」
...最も純粹で美しいものばかりが選りぬいてある...
萩原朔太郎 「永遠の詩人」
...その時僕は初めて純粹の日本人になり...
萩原朔太郎 「詩に告別した室生犀星君へ」
...他の選集に拔粹しようとする人人は...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...純粹に外面的なる單純に對他的なる關係である...
波多野精一 「時と永遠」
...それ故その本質の純粹なる實現は...
波多野精一 「時と永遠」
...さういふ純粹な藝術的價値以外の...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...藝術の利用を考へよ! 藝術は活用されてこそ眞に「武器」となり得るのだ! そして「童謠」は兒童藝術中の粹である! そしてこれを完全に活用するには繪畫と音樂との協力が絶對に必要である...
槇本楠郎 「プロレタリア童謠の活用に關する覺書」
...特にその『純粹理性批判』である...
三木清 「哲學はどう學んでゆくか」
...ニイチェは歴史が純粹な認識であるべきことを拒んだ...
三木清 「歴史哲學」
...その信念の純粹さと美しさと...
三好十郎 「肌の匂い」
...アンリイ・ボルドオの或作品なぞの如き純粹の山岳の文學が作り出さるゝ時期も來ることであらう...
吉江喬松 「山岳美觀」
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