...此等の者に對する觀念の純粹と態度の敬虔と――隨つて憧憬の信實とを傷つける恐ろしい冒涜である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...君が僕の自己沈潛の味を純粹でないと云つた事に就いても色々詳しく考へて貰ひたい事がある...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...粹(いき)な軍師(ぐんし)が顯(あら)はれた...
泉鏡太郎 「雨ふり」
...さう言ふ祭にはとても純粹のものは持つて歸れません...
江南文三 「相川おけさ」
...私はこの負傷を純粹な悟性によつて知覺する筈であり...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...詩壇の最も高い純粹鑑賞に劣らなかつた...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...すつきりと崇高な日本式の粹であると感じる...
長谷川時雨 「家」
...(七) Phaidon 79 d.(八) 純粹客體の體驗の記述が極めて鮮明であるに反し...
波多野精一 「時と永遠」
...兎に角吾妻鏡の前半は純粹の日記にあらざることを思はゞ...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...「處女詩集「月に吠える」は純粹にイマヂスチックのヴィジョンに詩境し...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...僕はさういふ純粹な小説を書いたラジィゲの製作心理に考へを及ぼして行つたのであるが...
堀辰雄 「レエモン ラジィゲ」
...そして純粹に觀想的になることによつて...
三木清 「人生論ノート」
...共に純粹持續の弛緩にもとづく...
三木清 「認識論」
...カントの『純粹理性批判』もまた自然科學...
三木清 「認識論」
...彼は『キリスト教の本質』に於てただ觀想的受動的態度のみを純粹に人間的なものと見...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...ベルグソンは意識を純粹持續のモデルと見做すばかりでなく...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...何處が粹(いき)なんだか...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...アルピニストと呼ばるゝ純粹の探嶮探美の人々が登山を初むることになつたのは...
吉江喬松 「山岳美觀」
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