...満目の高粱畑(こうりょうばたけ)をまっしぐらに走り出した...
芥川龍之介 「首が落ちた話」
...高粱は尽きる容子(ようす)もなく茂っている...
芥川龍之介 「首が落ちた話」
...もう高粱(こうりょう)の青んだ土には...
芥川龍之介 「将軍」
...何からつくるんです?」「高粱(コーリャン)だね」加納は舌を鳴らした...
梅崎春生 「狂い凧」
...颯子書斎ニ高粱ト頭...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...同じ高粱(コーリャン)の畑...
田山花袋 「一兵卒」
...最後の車輛に翻(ひるがえ)った国旗が高粱畑の絶え間絶え間に見えたり隠れたりして...
田山花袋 「一兵卒」
...高粱の絶えたところに来た...
田山花袋 「一兵卒」
...そのうちで高粱(こうりょう)の色が一番多く眼を染めた...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...いつの間にか高粱(こうりょう)が無くなっている...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...一夜遲くトロに乘つて高粱畠を過ぎ温泉へ出掛けた...
濱田耕作 「温泉雜記」
...第一軍附の新聞記者は粱稈(りょうかん)に坐し第二軍附の新聞記者は石牀(せきしょう)に眠る...
正岡子規 「従軍紀事」
...もし佳肉に飽かしむべくしてかへつてこれに高粱を与へ石牀に眠らしむべくしてかへつてこれを粱稈に居らしめんか...
正岡子規 「従軍紀事」
...他の一方には土間に高粱(コウリャン)を敷きて臥床に当てたり...
正岡子規 「従軍紀事」
...高粱が芽を出したばかりの広い緑野を展望するのは快いことであつた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...高粱(稷)にも幾つかの種類があり...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...豆や高粱の芽を二寸ほど載せてゐる...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...その食事と云ふのは高粱か何かの粉を饅頭のやうにして蒸し...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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