...高粱(こうりょう)畑の中を無二無三(むにむさん)に駈けて行った...
芥川龍之介 「首が落ちた話」
...高粱と高粱との間を流れている...
芥川龍之介 「首が落ちた話」
...もう高粱(こうりょう)の青んだ土には...
芥川龍之介 「将軍」
...何からつくるんです?」「高粱(コーリャン)だね」加納は舌を鳴らした...
梅崎春生 「狂い凧」
...酒は高粱(きび)の酒で...
田中貢太郎 「春心」
...高粱の影は影と蔽い重なって...
田山花袋 「一兵卒」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...稷は高粱を意味するので...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...高粱酒(こうりょうしゅ)を出して洋盃(コップ)に注(つ)ぎながら...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...そうして満洲に有名な高粱(こうりょう)の色が始めて眼底に映じ出した...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...向うに見える高粱(こうりょう)の畠(はたけ)まで行きつめた事がないからどのくらいか分らないが...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...窓の中に映る山と水と河原と高粱(こうりょう)とを眼の底に陳列さしていた...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...ところがその屋根も高粱もことごとく影を隠してしまって...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...やがて二人の影が高粱(こうりょう)に遮(さえ)ぎられて...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...石粱(せきりやう)は落ちかけて...
林芙美子 「浮雲」
...高粱(かうりゃう)の畠(はたけ)を分(わ)けて銃架(じうか)の影(かげ)はけふも続(つゞ)いて行(ゆ)く銃架(じうか)よ...
槇村浩 「生ける銃架」
...もし佳肉に飽かしむべくしてかへつてこれに高粱を与へ石牀に眠らしむべくしてかへつてこれを粱稈に居らしめんか...
正岡子規 「従軍紀事」
...もちろん林冲へも馬の飼料(かいば)でもくれるように木鉢に盛った黄粱飯(こうりょうめし)が...
吉川英治 「新・水滸伝」
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