例文・使い方一覧でみる「粗末にする」の意味
スポンサーリンク...兵隊の命を粗末にするとしか考えられぬことや... 
石川欣一 「比島投降記」
...この土地と人民とを粗末にする政治においては...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...國家を粗末にすると云ふ頭で無いものは...
田中正造 「亡國に至るを知らざれば之れ即ち亡國の儀に付質問」
...△物を粗末にするな...
種田山頭火 「其中日記」
...酒を粗末にするのだらうか...
種田山頭火 「其中日記」
...髪の毛一本でも粗末にするな...
直木三十五 「南国太平記」
...生命（いのち）を粗末にする男女の者に...
中里介山 「大菩薩峠」
...薄っぺらなやつだけが神仏を粗末にする」と言って気焔を吐きました...
中里介山 「大菩薩峠」
...天下の財宝を粗末にするな」と主膳がいう...
中里介山 「大菩薩峠」
...その英雄豪傑を粗末にする癖がある...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかしことさらに尊敬することも粗末にすることもしなかった...
久生十蘭 「フランス伯Ｎ・Ｂ」
...俺のこの頃の忙（せは）しさつたらないのに！」青野がこの頃鶴を粗末にすることが益々嵩じて妹にまで当り散らすのであるが...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...仕事のものをどうしてこう荒く粗末にするかと...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...粗末にすると罰（ばち）が当ります」主人「大事にするとも真綿（まわた）へくるんで桐の箱へ蔵（しま）っておこう」と大原が心はこの言葉よりもなおお登和嬢を大切に思う...
村井弦斎 「食道楽」
...「わたくしは人のいのちを粗末にするような...
室生犀星 「姫たちばな」
...今の人は紙を粗末にする...
柳宗悦 「和紙の美」
...粗末にするようなことはあるまい」彼の恋は...
吉川英治 「新書太閤記」
...そう粗末にすることはない」「では...
吉川英治 「新・水滸伝」
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