...自然粗末に扱われて今日残ってるものは極めて稀(まれ)である...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...無闇(むやみ)に外に出して粗末にされたくないエゴイズムも在るようだ...
太宰治 「善蔵を思う」
...――どんな竹頭木屑でも粗末にしてはならない...
種田山頭火 「一草庵日記」
...酒を粗末にするのだらうか...
種田山頭火 「其中日記」
...日本が個人の生命をあまりに簡単に粗末に取り扱ったから...
永井隆 「長崎の鐘」
...汚したり粗末に扱ったりしてはならない...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...その英雄豪傑を粗末にする癖がある...
中里介山 「大菩薩峠」
...粗末にもならないじゃありませんか...
中里介山 「大菩薩峠」
...意気地なしなんです」「どっちだかわからないよ」「自分の身を粗末にして...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかしことさらに尊敬することも粗末にすることもしなかった...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...それはむしろエコノミストの言葉により粗末に扱われているように見えるけれども...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...左手(ゆんで)には粗末に積上げたる煉瓦の竈あり...
森鴎外 「舞姫」
...いかにそれが粗末に見えるとも...
柳宗悦 「工藝の道」
...出来る品物が粗末になりがちであります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...出来る品物が粗末になりがちであります...
柳宗悦 「民藝四十年」
...それを作る身になってみれば粗末にはできませんよ...
山本周五郎 「季節のない街」
...生命(いのち)を粗末にし給うな...
吉川英治 「三国志」
...おまえの体こそ粗末に持つなよ...
吉川英治 「私本太平記」
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