...彼女の作品は粗密が見事だ...
...この芝居の演出は粗密が足りない...
...絵画の鑑賞をするにあたっては、粗密の美しさが重要だ...
...彼の細かい仕事ぶりは、粗密の良さが窺える...
...粗密を自然な形で表現するために、様々な筆技が使われる...
...(十一月十日)粗密と純雑粗密(そみつ)は気質の差によるものである...
芥川龍之介 「雑筆」
...しかし粗密と純雑とは...
芥川龍之介 「雑筆」
...粗密は前にも書いた通り...
芥川龍之介 「雑筆」
...だから粗密の好みを云へば...
芥川龍之介 「雑筆」
...仕事の上では粗密とか強弱などの調和も見せられる...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...粗密のリズムがないから画面が単調で空疎である...
寺田寅彦 「映画時代」
...質の粗密によってあるいは燃え切りやすいのもあれば...
寺田寅彦 「歳時記新註」
...普通の和製のレコードとヴィクターのと見比べて著しく目につく事は盤の表面のきめの粗密である...
寺田寅彦 「蓄音機」
...その論勢の寛猛粗密を統計表につくりて見るべきものならば...
福沢諭吉 「経世の学、また講究すべし」
...九 大津事件法の粗密に関する利害は一概には断言し難いものであるが...
穂積陳重 「法窓夜話」
...しかし彼らの幸福は、人口の粗密にも、国の貧富にも、国の新旧にも依存せず、人口と食物とが相互にとる比率に依存するのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...「みそ」の多寡(たか)や質の粗密でそれが決まる...
柳宗悦 「野州の石屋根」
...同じ美濃でも粗密や薄手厚手があるし...
山本周五郎 「さぶ」
...文字は粗密こもごもで...
山本周五郎 「山彦乙女」
...すぐ肌の粗密が直覚にのぼる...
吉川英治 「八寒道中」
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