...かくばかり純粋な人の心の趨向(すうこう)がなかったならば...
有島武郎 「広津氏に答う」
...純粋な人、実直で分別のある人にこそあるのだ...
ジェイムズ・アレン James Allen 大久保ゆう訳 「朝に想い、夜に省みる」
...それが純粋な人間性だ...
太宰治 「火の鳥」
...それが純粋な人間性だ...
太宰治 「火の鳥」
...なお長らく彼は、自分にとって最もりっぱな人々、最も純粋な人々、聖者中の聖者とも言うべき人々、そういう楽匠にはあえて手を触れなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...こんなに勇敢で純粋な人々の暮らす国とは思ってもいなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...如何にも自分は粋な人間であるかのやうに思はせてゐるにも係はらず...
牧野信一 「妄想患者」
...最(いと)粋な人だ...
南方熊楠 「十二支考」
...このように純粋な人を見てふきだしたりはしたくないのである...
三好十郎 「恐怖の季節」
...こんな客を見ると「まだ東京にも粋な人がいるなァ」となつかしく思うことがあります...
村井政善 「蕎麦の味と食い方問題」
...いかにも御尊父らしいと思う」「父は純粋な人だった」と...
山本周五郎 「花も刀も」
...同じ生の力を張り詰めて動くばかりだ!若し醇粋な人性(じんせい)を保留して居る彼等に...
與謝野寛 「南洋館」
...すべてがいっさいの修飾を離れて純粋な人間の苦しみを現わしている...
和辻哲郎 「地異印象記」
...が他方では町全体に渦巻いている純粋な人間の情緒への感動である...
和辻哲郎 「地異印象記」
便利!手書き漢字入力検索