...粋ななまめかしい芸妓ではなく...
上村松園 「作画について」
...画も純粋な日本画と純粋な西洋画とはよほど違うから素人にも差別が知れるが...
丘浅次郎 「境界なき差別」
...純粋なる人情説話なり...
高木敏雄 「比較神話学」
...この頃では塵のない純粋なガスによって散らされる光を精細に検査し...
寺田寅彦 「塵埃と光」
...それが純粋な猿や摺子木として取扱われている間は漫画の領域に這入(はい)り得ないように思われる...
寺田寅彦 「漫画と科学」
...社会科学は科学である以上無論公平無私な態度と純粋な――主観的情意から純粋な――理論構成とに従わなければならないが...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...例えば文学は純粋な超ジャーナリズム的なものと完全な商業資本化されたジャーナリズムのものとに分裂するのであり...
戸坂潤 「思想としての文学」
...ひとりの母――この純粋な親の思い出を……...
永井隆 「この子を残して」
...ゆえに僕は神道(しんとう)の純粋なる教えを重んずると同時に...
新渡戸稲造 「自警録」
...*草花は早春のクロッカス、ヒヤシンス等から、秋の終りまで、どこの家にもある様な和洋の花が植えられて、交る交るに咲いていたが、その中で一番巾(はば)をきかしていたのは、千日紅(せんにちこう)、葉鶏頭(はげいとう)等の、純粋な、そして野生に近い日本草花だった...
額田六福 「解説 趣味を通じての先生」
...狭い範囲の外科学において純粋な経験主義は完全には決して消失しなかった...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...隙のない粋な身のこなしもいっそ凄味に見えるのである...
久生十蘭 「魔都」
...不可分性の学説は純粋な無神論であり...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...既に純粋な探偵小説作家として一家をなし...
平林初之輔 「現下文壇と探偵小説」
...また学問そのものに対する純粋な知的興味を私が感ずるようになったのもその頃からであったと思う...
三木清 「語られざる哲学」
...もしくは純粋な娯楽そのものが...
三木清 「人生論ノート」
...彼がその少年のように純粋な思想にかほどの秩序を与え...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あとで考えると純粋な気持ではなかった...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
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