...結婚式の粉本を計算したら、予算オーバーだった...
...新事業の立ち上げに必要な粉本がなかったため、投資家から資金調達を行った...
...海外旅行の粉本を考えると、安いホテルに泊まらなければならない...
...物価の上昇により、生活の粉本が以前より高くなっている...
...不動産投資の成功の要件の1つは、良い物件を粉本を抑えて購入することだ...
...これはド・モウパツサンのオオラあたりが粉本(ふんぽん)かも知れないが...
芥川龍之介 「近頃の幽霊」
...やはり粉本(ふんぽん)に乏しくない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...大抵は狩野派の粉本からとって当てがわれる...
高村光太郎 「回想録」
...人物は兆殿司(ちょうでんす)の羅漢の粉本をやるのであるが...
高村光太郎 「回想録」
...粉本の中の傳統を古しとなし...
竹久夢二 「砂がき」
...此の粉本は支那の怪談であることはうけあいである...
田中貢太郎 「怪しき旅僧」
...)余は国貞の板画においては必ず粉本(ふんぽん)の臭味(くさみ)を感ずるに反し...
永井荷風 「江戸芸術論」
...余は浮世絵師が実地の観察の及ばざる処を補ふにしばしば戯作者風の可笑味(おかしみ)多き空想を以てし半(なかば)支那半(なかば)西洋の背景に浮世絵在来の粉本に基(もとづ)ける美人を配合するなぞかへつて能く怪訝(かいが)好奇の感情を表白せる事を喜ぶ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...その粉本(ふんぽん)に苦しんでいる……ところが今...
中里介山 「大菩薩峠」
...大家の企て及ばぬ自然の粉本(ふんぽん)を与えられるの光栄に接したというものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...こういった物語の粉本の少ないのは...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...粉本(ふんぽん)には勿体(もったい)ないが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ああした粉本(ふんぽん)は...
長谷川時雨 「凡愚姐御考」
...それには信平君を粉本として画かせ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...人が深くも考えずに粉本(ふんぽん)を伝えていた...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...奚ぞ詩人が因つて以て其声を擬すべき粉本ならずとせんや...
山路愛山 「詩人論」
...シナのある種の絵画に粉本があって...
山本笑月 「明治世相百話」
...或(ある)堂で見た緬甸(ビルマ)風の弥陀三尊の半裸像は一見して横山大観の「灯籠流し」の女の粉本(モデル)と成つたものらしかつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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