...電流の通れる針金に横に鉄粉の附着することを確めた...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...ゆつくり襟白粉をつけてゐる妹たちをちらと見て...
武田麟太郎 「一の酉」
...老齢と雖もさらに奮起一番して粉骨砕身いよいよ御忠勤をはげみ...
太宰治 「右大臣実朝」
...最初のうちはちよろちよろした七つだの八つ位の女の子達が鼻筋にお白粉をつけて...
田畑修一郎 「盆踊り」
...白い粉薬らしいものがべとべとに着いているのが目についた...
寺田寅彦 「B教授の死」
......
峠三吉 「原爆詩集」
...単に之の外側に批判主義的粉飾を施して外面的な改釈を試みるに止まっている...
戸坂潤 「思想としての文学」
...――と姉から譲られた筆洗を友として草双紙の透きうつしからはじめて粉本の絵のやさしいのを拾ひがきにかくやうになつた...
中勘助 「銀の匙」
...粉(こな)ひき男(おとこ)は...
グリム 中島孤島訳 「杜松の樹」
...「家畜に食わす玉蜀黍(とうもろこし)の粉をくれたのだ」と言う人もあるが...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...今一つ全く別の意味で或る特殊の雪の結晶を粉雪と呼ぶこともある...
中谷宇吉郎 「雪」
...少し鉄火で綺麗なお半の方が紅白粉を洗い落して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これが夜の緑の白粉...
三好達治 「測量船」
...先ずバター大匙一杯を鍋で溶かしてメリケン粉を大匙一杯パラパラと入れて手速く攪き廻しながら木の杓子(しゃくし)でよくいためてメリケン粉が狐色に変った時分に牛乳五勺(しゃく)とスープ五勺位入れるのですけれどもスープがなければ水と牛乳と等分位でもようございます...
村井弦斎 「食道楽」
...團子の粉に挽くより利用のし方が無いからであらうが...
柳田國男 「食料名彙」
...そこへ白粉(おしろい)をコテコテと塗るのであるが...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...まさかと思っていたが、やはり将門の謀叛気は噂だけではなく、ほんものだった」といい、「あのぶんでは、相模、遠江と、順に国庁を焼き立てて、都までを、騒乱に捲きこむかもしれぬ」などと、恐怖的なことばを、火の粉のように、ばら撒いた...
吉川英治 「平の将門」
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