...米蔵が盈満する秋の風景は、とても美しかった...
...江戸でも名代(なだい)な場所――此所(ここ)には徳川家の米蔵(こめぐら)が並んでいる...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...私と弟とが米俵のぎつしり積まれたひろい米蔵に入つて面白く遊んでゐると...
太宰治 「津軽」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...御米蔵(おこめぐら)の蔭へ隠れてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...その人影の隠れた御米蔵をめざして...
中里介山 「大菩薩峠」
...御本丸から始めて天守台、櫓々、曲輪曲輪(くるわくるわ)、門々、御米蔵、役所、お目付小屋、徽典館(きてんかん)、御破損小屋、調練場の掃除や、武具の改めや何かが毎日手落ちなく取り行われます...
中里介山 「大菩薩峠」
...幕府の米蔵をあずかっている商人があってね...
長谷川時雨 「朝散太夫の末裔」
...お米蔵前(くらまえ)ふうの根の高いのめし髷...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...今日読売夕刊の浜村米蔵は「兵隊」を絶賛し...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...浜村米蔵が「五郎とロッパの名文」と題し...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...浜村米蔵、よほどのファンとなったらしい...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...お米蔵の側(そば)の臭橘(からたち)に薄緑の芽の吹いているのが見えるばかりである...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...落語家には乾坤坊良斎、五明楼玉輔(たますけ)、春風亭柳枝、入船米蔵がある...
森鴎外 「細木香以」
...甘楽(かんら)の奥の処々の米蔵...
柳田国男 「峠に関する二、三の考察」
...お米蔵の荷揚げなど...
山本周五郎 「さぶ」
...娘形が寿三郎のせがれ鶴松(後米蔵)で...
山本笑月 「明治世相百話」
...顔が出せるか』『貴公の家か』『いつもの裏の米蔵(こめぐら)へ』『参ろう...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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