...と数えるほどは米を磨ぐものも無いのであろう...
泉鏡花 「婦系図」
...女が無花果(いちじく)の青葉の陰を落した井戸端へ出て米を磨ぐと...
田中貢太郎 「立山の亡者宿」
...米を磨ぐ水のつめたさが指先からしみこんでくる...
種田山頭火 「其中日記」
...午後、ともすれば滅入りこむ気分をひきたてて、秋晴三里の郊外を歩いて山口へ出かける、椹野川風景も悪くない、葦がよい、花も葉も、――いろ/\買物をして、湯田で一浴して帰つた、机上のノートに書き残して置いや(マヽ)うに、間違なく暮れる前に!帰ると直ぐ水を汲む、米を磨ぐ、お菜を煮る、いやはや独り者は忙しいことだ...
種田山頭火 「其中日記」
...それから水を汲むやら米を磨ぐやら...
種田山頭火 「其中日記」
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