...この部屋には籐椅子が置いてあります...
...庭には籐椅子を置いて、ゆっくりと過ごすことができます...
...家具店で籐椅子を買うつもりです...
...外国の方が、籐椅子が日本の伝統的な家具であることを知り、驚いていました...
...おばあちゃんが、籐椅子でゆっくりと過ごす姿が印象的でした...
...この籐椅子に坐っていたら...
芥川龍之介 「上海游記」
...保吉は下宿の古籐椅子(ふるとういす)の上に悠々と巻煙草へ火を移した...
芥川龍之介 「十円札」
...西村と籐椅子を並べていた時...
芥川龍之介 「長江游記」
...またAデッキの籐椅子(とういす)にもたれて...
海野十三 「爆薬の花籠」
...庭の栗の木のしたで籐椅子にねそべり...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...そのつぎに縁側の籐椅子(とういす)に寝て...
太宰治 「めくら草紙」
...窓際の籐椅子(とういす)に腰かけて...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...窓際の籐椅子に腰かけて...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...籐椅子に凭れて日本製のシガレツトを吹かしながら...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...僕は先刻(さっき)の籐椅子(といす)の上に腰をおろして団扇(うちわ)を使っていた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...ふと月の光が籐椅子の縞を彼女の白い肘に染めてゐるのに気づくと...
原民喜 「焔」
...脇間の籐椅子でひととき頭を霞ませていると...
久生十蘭 「復活祭」
...一組の少年と少女とが籐椅子に凭れてゐるのを認めた...
堀辰雄 「萩の花」
...彼女が籐椅子に腰かけてゐるところを撮らせたものらしかつた...
堀辰雄 「ルウベンスの僞畫」
...テラスに椅子があるからそこで話そう」メイフィールドがテラスの籐椅子にどっかと腰を下ろし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...ドンと籐椅子に再び尻を落とした...
牧野信一 「眠い一日」
...家じゅうただ一脚の籐椅子にかけて...
「小祝の一家」
...籐椅子か何かで、あのふた付きのウス手な茶碗に指をかけて、直接、蛤の口でも吸ふやうにすゝるお茶...
吉川英治 「折々の記」
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