...倉地さんに落籍(ひか)されてからもう七八年にもなりましょうか...
有島武郎 「或る女」
...レオナドその人は国籍もなく一定の住所もなく...
岩野泡鳴 「耽溺」
...残念ながら猶だ/\当分の中は外国書籍のお庇を蒙らねばならない...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...そこは雑然と書籍が積みあげられ...
海野十三 「地獄の使者」
...彼等のために顔を蒼くしてわれわれには読めもしないあの立派な書籍を印刷してやった...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...間もなく落籍(ひか)され...
徳田秋声 「縮図」
...然(しか)れども彼は亡邸のために、籍を削られ、禄を奪われ、家に屏居(へいきょ)せしめられたり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...隋代まで保存されてあつた書籍の目録が附いて居る...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...兎に角全部の書籍の中...
内藤湖南 「支那の書目に就いて」
...簿録に墮した四部分類法かく書籍を四部に分けることは...
内藤湖南 「支那目録學」
...遠藤は光子母子の籍を一緒に種田の家に移した...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...支那の仏教典籍に凝っていて...
中谷宇吉郎 「墨色」
...この男を本籍地へ送り届けるようにしろ!』すると言下に伝令兵の姿が扉口に現われたが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...謂わば書籍購入相談所なのだ...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」
...これで終り四月十八日 〔市ヶ谷刑務所の顕治宛 上落合より(封書 まき紙に毛筆書 表に「戸籍謄本壱通領置」とある)〕きょうは又寒い雨がふります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...わたくしは書籍(しよじやく)の運命の奇を説く次(ついで)に...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...藩が脱籍者の輩出せんことを恐るるに至ったのは...
森鴎外 「渋江抽斎」
...日ごろ小姓組に籍をおいていたが...
吉川英治 「新書太閤記」
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