...倉地さんに落籍(ひか)されてからもう七八年にもなりましょうか...
有島武郎 「或る女」
...この建物の中には、事実皇帝が所有した所の家庭用品や道具類、即ち最も簡単な髪針(ヘアピン)から、ある物は黄金を象嵌した最も精巧な楽器に至る迄、及び台所道具、装飾品、絵画、書籍、陶器、家具、衣類、武器、歩杖、硯、墨、扇――つまり宮殿の内容全部が保存してある...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...あるいは書籍館を寄附するもあり...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...われわれと同じ国籍をもっているんだよ...
海野十三 「西湖の屍人」
...貪冒(たんぼう)の産を籍し...
田中貢太郎 「続黄梁」
...現代では書籍というものは見ようによっては一つの商品である...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...まず第一ページにおいてわれわれの目に大きく写るものが何であるかと思うと、それは新刊書籍、雑誌の広告である...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...Kの復籍したのは一年生の時でした...
夏目漱石 「こころ」
...籍の事にこだはつてゐる里子の生活が...
林芙美子 「瀑布」
...原籍を鹿児島県、東桜島、古里、温泉場だなんて書くと、あんまり遠いので誰も信用してくれないんです、だから東京に原籍を書きなおすと、非常に肩が軽るくて、説明も入らない...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...「私はもうそろそろ日本に国籍がなくなりかけているのですが...
久生十蘭 「金狼」
...家を建て書籍(しょじゃく)を買い...
福沢諭吉 「京都学校の記」
...一週に一度ずつ書籍を櫃(ひつ)に入れて交換出納し...
穂積陳重 「法窓夜話」
...川金は書籍の猶書估の手にあるものを買ひ戻して伊沢氏に還した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...科料の代(かはり)に父兄に買つて納めさせた書籍が...
森鴎外 「大塩平八郎」
...即ち経籍の古版本(こはんぼん)...
森鴎外 「渋江抽斎」
...)原文夫學者載籍極博...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...帝には座右の符冊典籍(ふさくてんせき)までを...
吉川英治 「三国志」
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