...いずれも籃(かご)を腕にかけつつ...
芥川龍之介 「上海游記」
...眼を背くるの抽象は吾人の精神に搖籃の歌を唱ふの天使となるのである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
......
伊東静雄 「わがひとに与ふる哀歌」
...強き女子等(によしら)は搖籃(えうらん)の傍(そば)に歌ひて微笑(ほゝゑ)まむ...
アダ・ネグリ Ada Negri 上田敏訳 「母」
...これらのすべての道具を入れる都籃(ちゃだんす)に終わっている...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...9.子供が氣が狂つたやうに搖籃の中でわめいてゐるのに...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...揺籃としても用い得可く...
高木敏雄 「比較神話学」
...矢張この籃輿でこの坂をこの高原にのぼつて来た...
田山録弥 「父親」
...此処でこの籃輿を下りた...
田山録弥 「父親」
......
長塚節 「長塚節歌集 中」
...しかし魚は漁夫(りょうし)の魚籃(びく)の中に這入(はい)るから...
夏目漱石 「虞美人草」
...三四郎はけさ籃をさげて...
夏目漱石 「三四郎」
...その中(うち)で綺麗(きれい)な支那製の花籃(はなかご)のなかへ炭団(たどん)を一杯盛(も)って床の間に飾ったと云う滑稽(こっけい)と...
夏目漱石 「門」
...寝棚(レジャンカ)の前には揺籃が...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...揺籃をゆすりだした...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...汝の母は金の揺籃(ゆりかご)と金の著物(きもの)で汝を大事に育つだろ...
南方熊楠 「十二支考」
...○再び籃蒸(ナンスーン)についてしかしあの籃蒸の仕事というものは大したものだな...
柳宗悦 「台湾の民藝について」
...例えば嘉義で出来る盛籃(もりかご)などは難の打ちどころのない立派なものであります...
柳宗悦 「台湾の民藝について」
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