...いにしへベトレヘムの搖籃の上に照りし星にもたとへつべきさまなり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...必ず満籃の喜び有り...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...左手には傘を入れた籃(かご)が見えている...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...愛の搖籃(ゆりかご)の中に温かき日に照され清淨の月に接吻された兒が...
石川啄木 「雲は天才である」
...天理王の命も魚籃觀音の樣に...
石川啄木 「赤痢」
...籃(てかご)などを携(たづさ)へて出る...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...爺さんは又自分が出した小笊へ鰌をあけて更に濡れた竹籃を掛けてさうして正味が幾ら有るかと聞くのである...
長塚節 「教師」
...おつぎは米俵(こめだはら)へ登(のぼ)つて其(その)上(うへ)に低(ひく)く釣(つ)つた竹籃(たけかご)の塒(とや)を覗(のぞ)いた時(とき)...
長塚節 「土」
...手に大きな籃(バスケット)をさげている...
夏目漱石 「三四郎」
...果物籃(くだものかご)の礼はそれを持って来た本人に会って云うのが...
夏目漱石 「明暗」
...そうしてあなたはちっともその滑稽なところに気がついていないんだ」重そうに籃(かご)を提(さ)げている清子の様子を見た津田は...
夏目漱石 「明暗」
...揺籃の中ではいたいけな幼子がすやすやと寝息をたて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...片足で揺籃をゆすりはじめた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...それは冷たい搖籃(ゆりかご)の中に病める小兒のやうに私の胸の中に顫へてゐた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...この無様(ぶざま)な揺籃の底に目覚めてゐるとは誰が知らう...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...「籃輿渓畔空帰去...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...青籃掛杖行...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...どうじたばたしてもその籃(かご)からのがれることはできないし...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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