例文・使い方一覧でみる「簷」の意味


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...端(のきば)には古衣...   簷端には古衣の読み方
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」

...礎(いしずゑ)より端(のきば)迄...   礎より簷端迄の読み方
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」

...また水が出るにちがいない」正造は何回となく縁側に立って暗い先を覗いた...   また水が出るにちがいない」正造は何回となく縁側に立って暗い簷先を覗いたの読み方
大鹿卓 「渡良瀬川」

...雷峰塔の下には楼閣がを並べていた...   雷峰塔の下には楼閣が簷を並べていたの読み方
田中貢太郎 「荷花公主」

...下(のきした)に一疋(ぴき)の獣が死んでいた...   簷下に一疋の獣が死んでいたの読み方
田中貢太郎 「狐の手帳」

...間もなくして(のき)先から不意に鳥の堕ちて来るようにおりて来た者があった...   間もなくして簷先から不意に鳥の堕ちて来るようにおりて来た者があったの読み方
蒲松齢 田中貢太郎訳 「五通」

...傘を渡すなり下に添うてとかとかと歩きだした...   傘を渡すなり簷下に添うてとかとかと歩きだしたの読み方
田中貢太郎 「蛇性の婬」

...扉は無くなり(のき)は傾き...   扉は無くなり簷は傾きの読み方
田中貢太郎 「蛇性の婬」

...街の両側にはバラック建の高低の一定しない(のき)が続いて...   街の両側にはバラック建の高低の一定しない簷が続いての読み方
田中貢太郎 「文妖伝」

...その向うには墓地の続きになった所に建った大きな建物の(のき)が僅かに見えていた...   その向うには墓地の続きになった所に建った大きな建物の簷が僅かに見えていたの読み方
田中貢太郎 「変災序記」

...扉はなくなり(のき)は傾き...   扉はなくなり簷は傾きの読み方
田中貢太郎 「雷峯塔物語」

...下の茶(ちゃ)の室(ま)の端(のきば)につるしてある鈴虫の声が時々耳につくだけであった...   下の茶の室の簷端につるしてある鈴虫の声が時々耳につくだけであったの読み方
徳田秋声 「あらくれ」

...向の二階のと、庭の松の梢が、一瞬、異常な密度で網膜に映じた...   向の二階の簷と、庭の松の梢が、一瞬、異常な密度で網膜に映じたの読み方
原民喜 「壊滅の序曲」

...再び鳴きて頸を引く頭(えんとう)の下...   再び鳴きて頸を引く簷頭の下の読み方
南方熊楠 「十二支考」

...燈籠百八繞懸...   燈籠百八繞簷懸の読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...已看隙満蟾光...   已看簷隙満蟾光の読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...主人驚きて端(のきは)傾きたる家の一間払いて居らす...   主人驚きて簷端傾きたる家の一間払いて居らすの読み方
森鴎外 「みちの記」

...また墻門(かき)の(のき)には...   また墻門の簷にはの読み方
吉川英治 「新・水滸伝」

「簷」の読みかた

「簷」の書き方・書き順

いろんなフォントで「簷」


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