...馬太伝のそれよりも更らに簡潔にして一層来世的である...
内村鑑三 「聖書の読方」
...簡単に乙種(おつしゅ)運転手の免状をとり...
海野十三 「西湖の屍人」
...「今日は極めて簡単にやります...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...しかも簡単な英語一つしゃべれないで...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...その銭は渡されぬという簡単な文句には...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...不了簡(ふりょうけん)をしちゃいかんぞ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...事件は簡単です...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...無闇に簡朴なる状態に之を表現するけれども...
内藤湖南 「日本上古の状態」
...此の聖人像は顏面のみを簡素にしてしかも生き/\と表現され居り...
内藤湖南 「日本の肖像畫と鎌倉時代」
...積み重ねられていた多数の木簡を発見したのである...
中谷宇吉郎 「『西遊記』の夢」
...直ぐ簡単に塩をふって焼くと...
中谷宇吉郎 「室鰺」
...西洋でも書簡文(しょかんぶん)には...
新渡戸稲造 「自警録」
...なるほどこれはいちばん簡単(かんたん)で...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...この問題を釈くことが可成りに面倒であり簡単に言ひ尽せないからであつた...
室生犀星 「俳句は老人文学ではない」
...自分のいま解しているところは簡明である...
柳田国男 「海上の道」
...儂(み)へ書簡をよこして...
吉川英治 「三国志」
...推古の美術は多くを切り捨てる簡素化の極致に達したものであるが...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...更にその一年後にオルガンチノの書いた書簡に至って初めて新会堂は落成したという言葉に出会う...
和辻哲郎 「鎖国」
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