...「さっきは危篤と言ったじゃないか」栄介はぐっと詰った...
梅崎春生 「狂い凧」
...そこで篤と相談の上で返事すると答えて引きとった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...――君は僕の眞意を篤と理解しなくては駄目だ...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...この語法を篤と吟味して戴きたいと思ふ...
高田保 「貸家を探す話」
...旁(かた/″\)征伐の議は篤と御思案あって可レ然(しかるべし)とぞ申しける...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...そこへ同時に妻の危篤と死亡の電報が届いたのである...
外村繁 「夢幻泡影」
...一時は危篤という報もあったので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...篤と納得させる樣に書き卸して行く所に...
夏目漱石 「「額の男」を讀む」
...「先生が危篤ということです」と伝えられた...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...渡辺篤とサトウロクローの二人が休んじまった...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...渡辺篤とのむ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...渡辺篤と関・サトウの駕屋が恋しいばかり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...渡辺篤とこれは意外菊田一夫が笑の王国へ売り込んでゐる由きゝ込む...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...最早(もう)危篤という時に...
水野葉舟 「テレパシー」
...「お腕前のほど先日篤と拝見仕ったが...
山本周五郎 「おもかげ抄」
...篤と文案を練りましたものの...
吉川英治 「私本太平記」
...庭瀬にある老年の叔母が危篤というので...
吉川英治 「新書太閤記」
...お前の母が危篤というと...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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