...他との比較によつて益々祖国に対する自信の篤くなることを感じて来た...
阿部次郎 「帰来」
...共に崇仏の念篤く...
太宰治 「右大臣実朝」
...心して恩愛篤く慇懃にわが子の如くあしらへり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...孝子節婦有功の者を賞して全國の徳風を篤くし...
福沢諭吉 「帝室論」
...人の気質が篤く覇気はあるらしいが...
宮本百合子 「九州の東海岸」
...(c)例えばあまりにも病篤くして危険を思う暇だになかりし(セネカ)古人のようであったことなど(b)を...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...慈悲の心に篤く、申し分なく優しい人柄だったけれど、出入りの者たちは「けちんぼう」だと蔭口をきいていた...
矢田津世子 「鴻ノ巣女房」
...篤く感謝して来ているし...
吉川英治 「三国志」
...呂布は、韓胤を駅館に迎えて、篤くもてなし、承知の旨を答えるとともに、使者の一行にたくさんな金銀を与え、また帰る折りには、袁術へ対して、豪華な贈物を馬や車に山と積んで持たせてやった...
吉川英治 「三国志」
...情けに篤く義に富むこと...
吉川英治 「三国志」
...もちろん、玄徳、孔明、そのほかの部将は、篤く出迎え、大賓の礼をとって、会宴の上座へすすめた...
吉川英治 「三国志」
...なおさら上下の信望は篤く...
吉川英治 「三国志」
...このように張松を篤くお迎え下さるのか」訊くと...
吉川英治 「三国志」
...日頃の友誼をさらに篤く思うだろう」といった...
吉川英治 「三国志」
...芝は篤くもてなされて十日も建業に逗留していた...
吉川英治 「三国志」
...李を篤くねぎらって...
吉川英治 「三国志」
...兵を用いて手篤く弔(とむら)えと命じた...
吉川英治 「三国志」
...彼も信玄を信じること篤く...
吉川英治 「新書太閤記」
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