... 5腕の力と勇氣とに信頼篤く其船を...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...心して恩愛篤く慇懃にわが子の如くあしらへり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...お雪とやらの孝心は篤く褒め置くぞと仰っしゃってな...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...(とう)氏の妻病篤く...
南方熊楠 「十二支考」
...人の気質が篤く覇気はあるらしいが...
宮本百合子 「九州の東海岸」
...(c)例えばあまりにも病篤くして危険を思う暇だになかりし(セネカ)古人のようであったことなど(b)を...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...篤く御礼を申上げます...
夢野久作 「暗黒公使」
...「賢を敬い、士に篤く、寛仁徳望を兼備している英傑といえば董卓をおいては、ほかに人物はない...
吉川英治 「三国志」
...「甘寧といえば、黄祖の藩にその人ありと、隣国まで聞えている勇士、さるにても、憐れなることよと、それがしも仔細を聞いて、その心事を思いやり……わが君がお用いあるや否やは保証の限りではないが、有能の士とあれば、篤く養い、賢人とあれば礼を重うしてお迎えある明君なれば、ともあれ御前にお取次ぎ申すであろうと、矢を折って、誓いを示したところ、甘寧はさらに江上の船から数百人の手下を陸へ呼びあげて――否やお沙汰の下るまで慎んでお待ちおりますと――ただ今、龍湫(りゅうしゅう)の岸辺に屯(たむろ)して、さし控えておりまする」三「時なるかな!」と、孫権は手を打ってよろこんだ...
吉川英治 「三国志」
...劉が礼を篤くして...
吉川英治 「三国志」
...遺骸は篤く葬られた...
吉川英治 「三国志」
...日頃の友誼をさらに篤く思うだろう」といった...
吉川英治 「三国志」
...篤く船中に祭って...
吉川英治 「三国志」
...どこかへ篤く葬ってやりたいものだ」氈車の中で...
吉川英治 「三国志」
...遠く出て迎えの礼を篤くするためである...
吉川英治 「三国志」
...芝は篤くもてなされて十日も建業に逗留していた...
吉川英治 「三国志」
...李を篤くねぎらって...
吉川英治 「三国志」
...彼も信玄を信じること篤く...
吉川英治 「新書太閤記」
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