...他との比較によつて益々祖国に対する自信の篤くなることを感じて来た...
阿部次郎 「帰来」
...不落の防陣と 55信頼篤くおきたりし壘壁遂に崩されぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...心して恩愛篤く慇懃にわが子の如くあしらへり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...お雪とやらの孝心は篤く褒め置くぞと仰っしゃってな...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...(とう)氏の妻病篤く...
南方熊楠 「十二支考」
...美貌無双孝心篤く...
南方熊楠 「十二支考」
...人の気質が篤く覇気はあるらしいが...
宮本百合子 「九州の東海岸」
...慈悲の心に篤く、申し分なく優しい人柄だったけれど、出入りの者たちは「けちんぼう」だと蔭口をきいていた...
矢田津世子 「鴻ノ巣女房」
...老中の人望も篤く...
山本周五郎 「風流太平記」
...呂布は、韓胤を駅館に迎えて、篤くもてなし、承知の旨を答えるとともに、使者の一行にたくさんな金銀を与え、また帰る折りには、袁術へ対して、豪華な贈物を馬や車に山と積んで持たせてやった...
吉川英治 「三国志」
...のみならず土地の民望は篤く...
吉川英治 「三国志」
...劉が礼を篤くして...
吉川英治 「三国志」
...篤く船中に祭って...
吉川英治 「三国志」
...「常々、ご病身でもあったせいでしょうが、問罪の状をお渡しすると、その夜、自らお頸(くび)を縊(くく)って、あわれ自害してお果て遊ばしました」曹丕はひどく後悔したが、事及ばず、篤く葬らせた...
吉川英治 「三国志」
...遠く出て迎えの礼を篤くするためである...
吉川英治 「三国志」
...芝は篤くもてなされて十日も建業に逗留していた...
吉川英治 「三国志」
...彼も信玄を信じること篤く...
吉川英治 「新書太閤記」
...篤くお礼は申しあげる」「……そうですか...
吉川英治 「新書太閤記」
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